「投げ遣り」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
ビジネスや日常会話で「投げ遣り」という言葉が使われることがあります。
一体どの様な意味なのか、語源や使い方も併せて紹介します。
目次
- 「投げ遣り」の意味
- 「投げ遣り」の表現の使い方
- 「投げ遣り」を使った例文と意味を解釈
- 「投げ遣り」の類語や類義語
「投げ遣り」の意味
「投げ遣り」の意味は以下の2つです。
1つ目は「ものごとをいいかげんに行うこと」という意味で、あることを丁寧にしなかったり、雑に扱うことを言います。
2つ目は、「ものごとを成り行きに任せること」で、きちんと手を打たなければうまくいかないと分っていることでも、何もせずに放置してそのままの流れに任せることを言います。
- 「投げ遣り」の読み方
- 「投げ遣り」と「投げ槍」の違い
「投げ遣り」の読み方
「投げ遣り」の読み方は、「なげやり」になります。
「投げ遣り」と「投げ槍」の違い
「投げ遣り」と同じ読み方をする言葉に「投げ槍」がありますが、この2つは意味が全く違います。
「投げ遣り」は、「ものごとをいい加減にすること」「成り行き任せにすること」という意味です。
語源は「投げ」て「遣る」ことから来ていて、「投げて与える」「投げ捨てておく」ことを表しています。
「投げ槍」は、「戦いの時に敵に投げつける先に刃の付いた武器のこと」です。
「投げ遣り」の表現の使い方
「投げ遣り」の表現の使い方を紹介します。
- 文法的な使い方
- 「投げ遣りな態度」として使われる
文法的な使い方
「投げ遣り」は名詞ですので、文末に使う時には動詞を伴って「投げ遣りにする」としたり、形容動詞として「投げ遣り・である」と使います。
動詞形は「投げ遣る」ですが、「投げて与える」という意味に解釈されることがあるので、「投げ遣りにする」と使われることが多くなります。
「投げ遣りな態度」として使われる
「投げ遣り」は「投げ遣りな態度」として使われることが多くなります。
「そのものごとが将来どうなってもいい」と思っていい加減にすることで、無責任な行動を取る時に使われます。
「投げ遣り」を使った例文と意味を解釈
「投げ遣り」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「投げ遣り」を使った例文1
- 「投げ遣り」を使った例文2
「投げ遣り」を使った例文1
「もう閉店だからと投げ遣りな商売をしていた」
商売がうまくいかずに閉店になることが決まり、更に手を抜いていい加減な商売をしていることを表しています。
「投げ遣り」を使った例文2
「彼は上司から怒られて、しばらく投げ遣りな態度で仕事をしていた」
上司からミスをして怒られて、気分を害してしばらくいい加減な態度で仕事をしていたことを表しています。
「投げ遣り」の類語や類義語
「投げ遣り」の類語や類義語を紹介します。
- 「やけくそ」【やけくそ】
- 「不貞腐れる」【ふてくされる】
「やけくそ」【やけくそ】
「どうにでもなれと開き直ること」という意味です。
語源は「一度焼けてしまったものはどうしようもないので、開き直る」ということからきていて、「くそ」は強調語です。
「不貞腐れる」【ふてくされる】
「不平や不満から反抗的な態度やだらしない態度をすること」という意味です。
「投げ遣り」は「ものごとをいいかげんに行うこと」「ものごとを成り行きに任せること」という意味があります。
やる気がなく無責任に仕事をしている人に対して使いましょう。