「稼働」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
IT用語や日常会話で「稼働」という言葉が使われることがあります。
一体どの様な意味なのか、類語や例文なども併せて紹介します。
目次
- 「稼働」の意味
- 「稼働」の表現の使い方
- 「稼働」を使った例文と意味を解釈
- 「稼働」の類語や類義語
「稼働」の意味
「稼働」の意味は以下の2つです。
1つ目は、「労働して仕事すること」という意味で、人が収入を得る為に仕事に就き、実際に労働している状態を言います。
2つ目は「機械を操作して動かすこと」「機械が動いて仕事をすること」という意味で、機械が正常に動いている状態を言います。
- 「稼働」の読み方
- 「稼働」の言葉の成り立ち
- 「稼働」と「稼動」の違い
「稼働」の読み方
「稼働」の読み方は、「かどう」になります。
読み方は難しくないのですが、書こうとすると間違える人も多いので、これを機に覚えておきましょう。
「稼働」の言葉の成り立ち
「稼働」の「稼」は「穀物を植える」「収穫した穀物」「働くこと」という意味があります。
「働」は「はたらく」とも読み、文字通り「働くこと」という意味です。
つまり、この2つの言葉は「働く」という意味が重なって強調された言葉なのです。
「稼働」と「稼動」の違い
「稼働」と同じ読み方をする言葉に「稼動」があります。
漢字もよく似ていますが「働」と「動」が違っています。
この2つは、辞書ではどちらも同じとされていますが、実際には使い分けがあるのです。
「稼働」は、「働く」という漢字が使われているので、「人が稼いで働く」という意味で使われます。
「稼動」は、「動く」という漢字が使われているので、「機械が動いて稼ぐ」という意味で使われます。
つまり、同じ「稼ぐ」にしても主体が人か機械かという点で違うのです。
「稼働」の表現の使い方
「稼働」の表現の使い方を紹介します。
- 文法的な使い方
- あいまいな場合には「稼働」を使う
文法的な使い方
「稼働」は名詞で、文末に使う時には動詞を伴って「稼働する・した」となります。
「稼働時間」「稼働日数」など、「実際に働いている状態」を表す複合語として使われることもあります。
あいまいな場合には「稼働」を使う
意味の章で人が稼いでいる時には「稼働」で、機械が稼いでいる時には「稼動」と紹介しましたが、中にはどちらが主体かよく分らないこともあります。
人も機械も一体となって稼いでいる場合には「稼働」を使う様に、メディアでは統一されています。
「稼働」を使った例文と意味を解釈
「稼働」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「稼働」を使った例文1
- 「稼働」を使った例文2
「稼働」を使った例文1
「自営業なので繁忙期は土日もフル稼働しなければならない」
自営業は社規則などはないので、忙しい時期には土日関係なく働かなければならないことを表しています。
「稼働」を使った例文2
「原子力発電所の再稼働について議論する」
地震で停止していた原子力発電所を再稼働させる為に、多くの人達が集まって質疑応答をしたり意見を述べていることを表しています。
「稼働」の類語や類義語
「稼働」の類語や類義語を紹介します。
- 「作動」【さどう】
- 「活動」【かつどう】
「作動」【さどう】
「機械の運動するべき部分が動くこと」という意味です。
「活動」【かつどう】
「積極的に動き回ること」という意味です。
「稼働」は「労働して仕事をすること」「機械を操作して動かすこと」「機械が動いて仕事をすること」という意味があります。
人や機械が動いて稼いでいる状態に使いましょう。