「毅然とした態度」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
小説や物語の中で「毅然とした態度」という言葉が使われることがあります。
一体どの様な意味なのか、類語や例文なども併せて紹介します。
目次
- 「毅然とした態度」の意味
- 「毅然とした態度」の表現の使い方
- 「毅然とした態度」を使った例文と意味を解釈
- 「毅然とした態度」の類語や類義語
「毅然とした態度」の意味
「毅然とした態度」の意味は、「自分の信念を貫き、妥協しない姿勢で臨むこと」です。
ものごとに対して、想定外のことが起きても動じずに、「こうあるべきだ」と思ったことを最初から最後までやり通すことを言います。
例え周囲の人から批判されたり悪口を言われても表情に出さず、受け流して自分のやり方を貫く時の表現です。
- 「毅然とした態度」の読み方
- 「毅然とした態度」を分解して解釈
「毅然とした態度」の読み方
「毅然とした態度」の読み方は、「きぜんとしたたいど」になります。
「毅然」の読み方が難しく平仮名表記されることも多いのですが、社会人ならば読める様にしておいた方が良いでしょう。
「毅然とした態度」を分解して解釈
「毅然とした態度」は「毅然と+した+態度」で成り立っています。
「毅然と」は、形容動詞「毅然たり」の連用形で、「意志が強くて物事に動じず、しっかりしていること」という意味です。
「した」は動詞「する」の変化形で「ある状態になる」という意味です。
「態度」は「ものごとに対する感情や思想が言動に現れること」「ものごとに臨む時の姿勢」という意味があります。
これらの言葉が組み合わさり「強い意志でしっかりとした状態でものごとに臨む姿勢」という意味で使われています。
「毅然とした態度」の表現の使い方
「毅然とした態度」の表現の使い方を紹介します。
- 文法的な使い方
- 自分に不利な状態で使う
文法的な使い方
「毅然とした態度」は名詞で、文末に使う時には形容動詞として「毅然とした態度だ・である」としたり、動詞を伴って「毅然とした態度を取る・取った」となります。
自分に不利な状態で使う
「毅然とした態度」は、自分に不利な状態になったり、悪い噂などを流された時に、全く動じずにしっかりとした言動をすることを表しています。
その姿が周囲の人に好感を持たれているというニュアンスも含んでいます。
「毅然とした態度」を使った例文と意味を解釈
「毅然とした態度」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「毅然とした態度」を使った例文1
- 「毅然とした態度」を使った例文2
「毅然とした態度」を使った例文1
「彼はプレゼンで言い間違えても毅然とした態度で乗り切って称賛された」
プレゼンで言い間違いをして、普通なら大慌てするところですが、落ち着いて訂正をしたところ、返って素晴らしいと絶賛されたことを表しています。
「毅然とした態度」を使った例文2
「彼女は不倫の噂を流されても毅然とした態度で出勤した」
不倫をしているという噂を流されてしまったのですが、でたらめだからと胸を張って仕事をしていたことを表しています。
「毅然とした態度」の類語や類義語
「毅然とした態度」の類語や類義語を紹介します。
- 「堂々とした振る舞い」【どうどうとしたふるまい】
- 「凛とした」【りんとした】
「堂々とした振る舞い」【どうどうとしたふるまい】
「相手に対して弱みを見せずにゆったりと振る舞うこと」という意味です。
「凛とした」【りんとした】
「引き締まった態度や表情をしていること」という意味です。
「毅然とした態度」は「自分の信念を貫き、妥協しない姿勢で臨むこと」です。
何事にも動じずに冷静に振る舞う人に対して使いましょう。