「鳴り響く」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
日常会話や小説で「鳴り響く」という言葉が使われることがあります。
一体どの様な意味なのか、類語や例文なども併せて紹介します。
目次
- 「鳴り響く」の意味
- 「鳴り響く」の表現の使い方
- 「鳴り響く」を使った例文と意味を解釈
- 「鳴り響く」の類語や類義語
「鳴り響く」の意味
「鳴り響く」の意味は以下の2つです。
1つ目は「大きな音があたり一面に聞こえ渡ること」という意味で、雷や爆発音などの後に残響音があることを言います。
2つ目は「評判や名声などが世間に広く伝わること」という意味で、誰もが名前を知る存在になることを言います。
- 「鳴り響く」の読み方
- 「鳴り響く」を分解して解釈
「鳴り響く」の読み方
「鳴り響く」の読み方は、「なりひびく」になります。
「響く」の漢字は書き方が難しいのですが、出来れば書ける様にもしておきましょう。
「鳴り響く」を分解して解釈
「鳴り響く」は「鳴り+響く」で成り立っています。
「鳴り」は動詞「鳴る」の連用形で、「音が出る」「名声などが世間に広まる」という意味があります。
「響く」は「音が広って伝わる」「反射して聞こえる」「余韻が続く」「振動が伝わる」「世間に広く伝わる」「心に通じる」「影響が及ぶ」「解釈される」「洋服の着こなしが悪くなる」という非常に多くの意味があります。
基本的に「鳴る」も「響く」も「音が出る」「世間に広まる」という意味は同じで、それだけ意味を強調していることになり、「音が出て反射や余韻、振動が伝わる」「名声などが世間に広く伝わる」という意味で使われています。
「鳴り響く」の表現の使い方
「鳴り響く」の表現の使い方を紹介します。
- 文法的な使い方
- 有名になる意味で使われる
文法的な使い方
「鳴り響く」は動詞を含んだ言葉ですので、文末にそのまま使えます。
副詞として使う時には「鳴り響き」「鳴り響いて」などになります。
有名になる意味で使われる
人に対して「鳴り響く」を使う場合、名前や名声などが、まるで大きな声で触れ回った様に広く伝わることを表します。
こちらは良い意味だけではなく、人を恐れさせる様な強い力や権力を持っている人に対しても使われます。
「鳴り響く」を使った例文と意味を解釈
「鳴り響く」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「鳴り響く」を使った例文1
- 「鳴り響く」を使った例文2
「鳴り響く」を使った例文1
「落雷した瞬間ものすごい音が鳴り響いた」
雷が落ちた瞬間、音だけではなく振動まで激しく伝わったことを表しています。
「鳴り響く」を使った例文2
「彼は成功により業界に名前を鳴り響かせた」
ベンチャー企業として大成功を収めて、あっという間に業界で有名人になった若い起業家のことです。
「鳴り響く」の類語や類義語
「鳴り響く」の類語や類義語を紹介します。
- 「轟く」【とどろく】
- 「知れ渡る」【しれわたる】
「轟く」【とどろく】
「音が響き渡る」「世間に名前が知られる」「期待や興奮で胸がときめくこと」という意味です。
「知れ渡る」【しれわたる】
「世間に広く名前や存在を知られる様になること」という意味です。
「鳴り響く」は「大きな音があたり一面に聞こえ渡ること」「評判や名声などが世間に広く伝わること」という2つの意味があります。
目だつことをして一躍有名になった人に対して使いましょう。