「知れ渡る」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
「知れ渡る」という表現を知っているでしょうか。
噂等について述べるときに使われる言い回しです。
ここでは「知れ渡る」という言葉について詳しく紹介していきます。
目次
- 「知れ渡る」の意味
- 「知れ渡る」の表現の使い方
- 「知れ渡る」を使った例文と意味を解釈
- 「知れ渡る」の類語や類義語
「知れ渡る」の意味
「知れ渡る」というのは「広い範囲の人に口から口へと伝えられるような形で知れる」という意味です。
「世間の間で存在が全く珍しくなくなる様子」という意味であり、「市民権を得る」と言われることもあります。
例えば、噂などはどんどん「知れ渡り」、いつの間にか様々な人が知っていた、ということがあります。
たとえそれが事実であろうがそうでなかろうが、噂はあっという間に「知れ渡って」しまうといえます。
- 「知れ渡る」の読み方
「知れ渡る」の読み方
「知れ渡る」の読み方は、「しれわたる」になります。
日常的にも使われる言い回しですのでぜひ覚えておきましょう。
「知れ渡る」の表現の使い方
「知れ渡る」の表現の使い方を紹介します。
「知れ渡る」は「広い範囲に知られる」「世間で珍しくなくなる」という意味です。
例えば、学校で誰かがとても良い成績を取ったとき、それがどんどん「知れ渡る」こともあるかもしれません。
誰が学年トップだったのか、あっという間に「知れ渡って」しまうこともありますし、誰が1番最低の点数をとったのか「知れ渡る」こともあります。
運動会で転んでしまった時、恥ずかしい姿が「知れ渡って」しまい、ショックを受けた経験がある人もいるのではないでしょうか。
「知れ渡る」を使った例文と意味を解釈
「知れ渡る」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「知れ渡る」を使った例文1
- 「知れ渡る」を使った例文2
「知れ渡る」を使った例文1
「シングルマザーであるとあっという間に知れ渡ってしまいました」
最近はシングルマザーが増えていると言われますが、もしかしたらシングルマザーであることを隠している人もいるのではないでしょうか。
そもそも知られる必要がない、相手に話す必要がない、ということで誰にもしゃべっていない、知られないようにしている、という人もいるかもしれません。
しかし、もしもどこかでシングルマザーということがばれてしまった場合、あっという間にそれが「知れ渡って」しまうこともあります。
「知れ渡る」を使った例文2
「あの子が意地悪をしていたらしいという話はあっという間に知れ渡りました」
最近はいじめに対して厳しい対処をしている学校が増えています。
いじめは深刻な問題であり、「いじめられる側にも問題がある」などという考え方も問題だと指摘されるようになりました。
もしも誰かが意地悪をしていたなどということがあれば、それはあっという間に「知れ渡って」しまう可能性もあります。
誰かをいじめるような態度はとってはなりません。
「知れ渡る」の類語や類義語
「知れ渡る」の類語や類義語を紹介します。
- 「市民権を得る」【しみんけんをえる】
- 「広まる」【ひろまる】
「市民権を得る」【しみんけんをえる】
「市民権を得る」というのは「国家や都市に所属する市民として認められ、諸々の権利が与えられる」という意味でもありますが、「ある行為や考え方が広く知られ、一般的なものとして根付く様子」を指すこともあります。
「最近はマタニティーマークが市民権を得ています」などと言われます。
「広まる」【ひろまる】
「広まる」は「広く行き渡る」という意味です。
「評判が広まる」などと使われます。
「知れ渡る」という表現は日常的にも使われますのでぜひ覚えておきましょう。
悪い噂が「知れ渡る」こともあるかもしれませんが、「人の噂も七十五日」とも言われますのでいつかその噂が忘れられていくでしょう。