「見兼ねる」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
「見兼ねる」という表現を知っているでしょうか。
ここでは「見兼ねる」という言葉について詳しく紹介していきます。
目次
- 「見兼ねる」の意味
- 「見兼ねる」の表現の使い方
- 「見兼ねる」を使った例文と意味を解釈
- 「見兼ねる」の類語や類義語
「見兼ねる」の意味
「見兼ねる」というのは「平気で見ていられない」という意味です。
「平気で眺めていられない」などという意味でも使われ、日常的にも利用されます。
例えば、雨の日に子猫が捨てられている様子を見たら、それに「見兼ねて」、何とか子猫を保護できないか考える人も多いのではないでしょうか。
街中で困っている人を「見兼ねて」助けるということもあるかもしれません。
- 「見兼ねる」の読み方
「見兼ねる」の読み方
「見兼ねる」の読み方は、「みかねる」になります。
ニュースなどでも使われる言い回しですので、ぜひ知っておきましょう。
「見兼ねる」の表現の使い方
「見兼ねる」の表現の使い方を紹介します。
いくら子供同士の争いであったとしても、子供たちの遊び方によってはそれに「見兼ねる」ことがあるのではないでしょうか。
確かに子供同士は争って成長していくものですが、明らかにやり過ぎなことがあれば、それに「見兼ねて」注意することもあるでしょう。
もしも街中で困っている人がいたら、確かに通り過ぎる事は簡単ですが、それに「見兼ねて」何とか手助けしたいと思う人も多いのではないでしょうか。
「見兼ねる」を使った例文と意味を解釈
「見兼ねる」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「見兼ねる」を使った例文1
- 「見兼ねる」を使った例文2
「見兼ねる」を使った例文1
「子供があまりにも勉強していなかったため、見兼ねてとうとう口を出してしまいました」
子供が勉強するなどということに関して、極力口出しはしたくないと思う人もいるかもしれません。
しかし、口出しせずに子供を放っておけば、子供は全然勉強しない可能性もあります。
親としては子供がしっかり勉強できるように導いてやる必要がありますので、黙っていれば良いというわけではありません。
必要に応じて口を出すことも大切なのではないでしょうか。
「見兼ねる」を使った例文2
「彼があまりにも忙しそうだったため、見兼ねて料理を作っていきました」
仕事で忙しいと、料理もなかなかできないのではないでしょうか。
むしろ外食ばかりであったり、コンビニで買ったお弁当を食べるということもあるかもしれません。
たまにならば良いですが、毎日のように外食やコンビニ弁当では栄養が偏ります。
もしも自分のパートナーがそのような食生活をしていたら、それに「見兼ねて」料理の差し入れをしたいと思うこともあるかもしれません。
「見兼ねる」の類語や類義語
「見兼ねる」の類語や類義語を紹介します。
- 「業を煮やす」【ごうをにやす】
- 「見ていられない」【みていられない】
「業を煮やす」【ごうをにやす】
「業を煮やす」というのは「ことが思うように運ばず腹を立てる」という意味です。
「業」は仏教用語で、「人間の身体や言語、心によってなされる行為」を指しており、この場合は心の動きを指しています。
「煮やす」というのは「火にかけて熱する」という意味で、怒りなどの気持ちを激しくすることを指しています。
「見ていられない」【みていられない】
「見ていられない」というのは「礼儀作法にかなっておらず見苦しい」という意味です。
「物事に辛い気持ちや悲しい気持ちを抱く」という意味で使われることもあります。
「見兼ねる」という表現は日常的にも使われます。
ぜひ覚えておきましょう。