「気を紛らす」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
日常会話で「気を紛らす」という言葉が使われることがあります。
一体どの様な意味なのか、類語や例文なども併せて紹介します。
目次
- 「気を紛らす」の意味
- 「気を紛らす」の表現の使い方
- 「気を紛らす」を使った例文と意味を解釈
- 「気を紛らす」の類語や類義語
「気を紛らす」の意味
「気を紛らす」の意味は、「嫌なことや辛いことがある時に、他のことをして忘れる様にすること」という意味です。
ビジネスやプライベートで嫌なことがあった時に、そのまま同じ状態にいると余計に嫌なことを思い出して憂うつな気持ちになってしまいます。
その様な時に、敢えて違う行動を取り入れて、嫌な気分を忘れようとすることを言います。
人により趣味に興じたり、散歩するなど様々な方法を取り入れます。
- 「気を紛らす」の読み方
- 「気を紛らす」を分解して解釈
「気を紛らす」の読み方
「気を紛らす」の読み方は、「きをまぎらす」になります。
「紛らす」の読み方がむずかしいので平仮名表記されることもあります。
「気を紛らす」を分解して解釈
「気を紛らす」は「気+を(助詞)+紛らす」で成り立っています。
「気」は「息」「意識」「ものごとに心が反応すること」「精神的な盛り上がり」「気持ち」「あれこれと考えること」「ひとやものごとに引きつけられること」「何かをやりたいと思う気持ち」という数多くの意味があります。
「紛らす」は動詞「紛れる」から派生した他動詞で、「他に関心を向けて元のことを分らなくすること」「嫌な気持ちを他のことをして晴らすこと」という意味があります。
これらの言葉が組み合わさり「あれこれと考える気持ちを、他のことをして分らなくしたり、スッキリさせること」という意味で使われています。
「気を紛らす」の表現の使い方
「気を紛らす」の表現の使い方を紹介します。
- 文法的な使い方
- 「気を紛らす」と「気を紛らわす」の違い
文法的な使い方
「気を紛らす」は動詞ですので、文末にそのまま使えます。
副詞として使う時には「気を紛らして」になります。
「気を紛らす」と「気を紛らわす」の違い
辞書には「気を紛らす」は「気を紛らわすとも言う」と書かれています。
「気を紛らわす」は、元々形容詞として「紛らわし」という言葉があり、それが動詞化した言葉です。
どちらも同じ語源で同じ意味ですが、変化の経緯が違う為に2つの表現になったと言われています。
「気を紛らす」を使った例文と意味を解釈
「気を紛らす」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「気を紛らす」を使った例文1
- 「気を紛らす」を使った例文2
「気を紛らす」を使った例文1
「仕事で嫌なことがあったので、SNSをして気を紛らす」
仕事でミスをしたり上司に怒られたりしたので、SNSをして忘れようとしていることを表しています。
「気を紛らす」を使った例文2
「失恋したのでカラオケに行って気を紛らした」
失恋をしてショックだったので、カラオケに行き大声を出して忘れようとしたことを表しています。
「気を紛らす」の類語や類義語
「気を紛らす」の類語や類義語を紹介します。
- 「気晴らしをする」【きばらしをする】
- 「リフレッシュする」【りふれっしゅする】
「気晴らしをする」【きばらしをする】
「嫌なことがあった時や疲れた時に、気持ちを発散させること」という意味です。
「リフレッシュする」【りふれっしゅする】
「元気を回復していきいきとすること」という意味です。
「気を紛らす」は「嫌なことや辛いことがある時に、他のことをして忘れる様にすること」という意味です。
仕事で嫌なことがあった時に使いましょう。