「底上げ」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
ビジネスや日常会話で「底上げ」という言葉が使われることがあります。
一体どの様な意味なのか、類語や例文なども併せて紹介します。
目次
- 「底上げ」の意味
- 「底上げ」の表現の使い方
- 「底上げ」を使った例文と意味を解釈
- 「底上げ」の類語や類義語
「底上げ」の意味
「底上げ」の意味は以下の2つです。
1つ目は「低い数値や水準を高めること」で、低くて普通の状態とされているレベルを引き上げる様に何か行動を起こすとを言います。
2つ目は「低い数値のものを他の水準にまで高めること」という意味です。
複数の数値があり、その中で低いとされている数値を、他の普通や高い水準にまで引き上げる様にすることを言います。
- 「底上げ」の読み方
- 「底上げ」の言葉の成り立ち
「底上げ」の読み方
「底上げ」の読み方は、「そこあげ」になります。
難しい漢字ではないので読み書きできる様にしておきましょう。
「底上げ」の言葉の成り立ち
「底上げ」の「底」は「物の一番下」という意味の他に「ものごとの極まるところ」「奥深い場所」「相場が最も下落した地点」という意味があります。
「上げ」は「下にあるものを高い所に移動すること」「荷物を運び移すこと」「相場の高さ」という意味があります。
これらの言葉が組み合わさり「物の一番下の部分を高くすること」という意味で使われています。
「底上げ」の表現の使い方
「底上げ」の表現の使い方を紹介します。
- 文法的な使い方
- 何らかの行動を取る時に使う
文法的な使い方
「底上げ」は名詞ですので、文末に使う時には「底上げする・した」「底上げを図る・図った」など、動詞を伴います。
人が意図的に行うことですので形容動詞として「底上げだ・である」と表現するのはやや不自然です。
何らかの行動を取る時に使う
「底上げ」は、低い水準のものを高めようと何かしらの策を講じる時に使われます。
黙っていても向上していくものに対しては使われません。
「底上げ」を使った例文と意味を解釈
「底上げ」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「底上げ」を使った例文1
- 「底上げ」を使った例文2
「底上げ」を使った例文1
「従業員のレベルを底上げすることが大切だ」
商品の開発や宣伝に力を入れるよりも、まずは従業員の意識や接客マナー、コンプライアンスなどのレベルを高める様にするべきであるという意見です。
「底上げ」を使った例文2
「推薦入試に向けて5教科以外の科目の底上げを図る」
学校に推薦入学をする為には、全教科の平均点が良くなければなりません。
5教科だけを頑張ってもその他の教科が悪いと評価が下がってしまうのです。
平均を上げる為に「美術・音楽・体育・家庭科」なども頑張る必要があります。
「底上げ」の類語や類義語
「底上げ」の類語や類義語を紹介します。
- 「足並みを揃える」【あしなみをそろえる】
- 「テコ入れ」【てこいれ】
「足並みを揃える」【あしなみをそろえる】
「複数の人達が行動や進む方向、意見など、ペースを合わせて進んでいくこと」という意味です。
「テコ入れ」【てこいれ】
「ものごとが期待通りに進まない時に、外部から刺激や援助を与えて改善しようとすること」という意味です。
「底上げ」は「低い数値や水準を高めること」「低い数値のものを他の水準にまで高めること」という意味があります。
ものごとに対して全体的にレベルアップを図る時に使いましょう。