「一踏ん張り」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
ビジネスや日常会話で「一踏ん張り」という言葉が使われることがあります。
一体どの様な意味なのか、類語や例文なども併せて紹介します。
目次
- 「一踏ん張り」の意味
- 「一踏ん張り」を使った例文と意味を解釈
- 「一踏ん張り」の類語や類義語
「一踏ん張り」の意味
「一踏ん張り」の意味は「もう少し気力を維持してこらえること」です。
ものごとに手を付ける時に、このまま気力や集中力を維持して臨むことを言います。
難しいことや気力・体力が必要なことを実行する際に、「さあ頑張ろう」という意志を表す言葉です。
- 「一踏ん張り」の読み方
- 「一踏ん張り」を分解して解釈
「一踏ん張り」の読み方
「一踏ん張り」の読み方は、「ひとふんばり」になります。
「一」は「いち」ではなく「ひと」と読みます。
「一踏ん張り」を分解して解釈
「一踏ん張り」は「一・踏ん張り」で成り立っています。
「一」は「ひとつ」という意味の他に「ひと〇〇する」という形で、「軽くある動作を行うこと」「ある動作を一通り終わらせること」ちう意味です。
「踏ん張り」は動詞「踏ん張る」の名詞形で、元々は「踏み張る」が変化した言葉です。
意味は「足を開いて力を入れ地面に立つこと」「気力を出してこらえること」「強く押し通すこと」という意味があります。
これらの言葉が組み合わさり「気力を出してこらえて、あるい動作をやり通すこと」という意味で使われています。
「一踏ん張り」を使った例文と意味を解釈
「一踏ん張り」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 文法的な使い方
- 「もう一踏ん張り」として使われる
- 「一踏ん張り」を使った例文1
- 「一踏ん張り」を使った例文2
文法的な使い方
「一踏ん張り」は名詞ですので、文末に使う時には動詞を伴って「一踏ん張りする・した」となるか、形容動詞として「一踏ん張りだ・である」になります。
頑張ることを前提に使われる言葉ですので、否定形として「一踏ん張らない」という表現はありません。
「もう一踏ん張り」として使われる
多くの場合は「もう一踏ん張り」として使われ、意味は「あともう少し気力を出して頑張ること」です。
ものごとの最終の局面で、もう少し頑張れば目的を達成できる時の表現です。
- 文法的な使い方
- 「もう一踏ん張り」として使われる
- 「一踏ん張り」を使った例文1
- 「一踏ん張り」を使った例文2
「一踏ん張り」を使った例文1
「あと一踏ん張りでプレゼンの資料が完成する」
プレゼンの資料作りをしていて、もう少し頑張れば最終的に仕上がることを表しています。
「一踏ん張り」を使った例文2
「終電まであと一踏ん張りするか」
仕事が終わらず残業をしているのですが、終電に間に合わせないと帰宅できなくなってしまいます。
終電の時間ギリギリまで仕事を頑張ろうと思っていることを表しています。
「一踏ん張り」の類語や類義語
「一踏ん張り」の類語や類義語を紹介します。
- 「ラストスパート」【らすとすぱーと】
- 「追い込み」【おいこみ】
「ラストスパート」【らすとすぱーと】
「スポーツで、ゴールが近くなった時に力を出し切ること」「ものごとの最終段階で力を出し切ること」という意味です。
「追い込み」【おいこみ】
「家畜などを追い立てて中に入れること」「ものごとの最終段階で全力を出し切ること」「スポーツでゴール近くになって後方の選手が一気に追いついてくること」という3つの意味があります。
「一踏ん張り」は「もう少し気力を維持してこらえること」です。
あと一歩で目標を達成できそうな時に使いましょう。