「良識」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
「良識」という表現を知っているでしょうか。
ここでは「良識」という表現について詳しく紹介していきます。
目次
- 「良識」の意味
- 「良識」の表現の使い方
- 「良識」を使った例文と意味を解釈
- 「良識」の類語や類義語
「良識」の意味
「良識」というのは「偏らず適切、健全な考え方」という意味になります。
「健全な判断力」や「物事の健全な考え方」という意味があり、フランス語の“bon sens”の訳語だと考えられています。
「常識」のことかと感じる人もいるかもしれませんが、「常識」という表現には「健全な考え」という意味が含まれていません。
例えば、車を運転するためには「良識」が必要です。
「健全な判断力」がある、つまり「良識」があるからこそ車の運転が可能だと言えるでしょう。
- 「良識」の読み方
「良識」の読み方
「良識」の読み方は「りょうしき」になります。
よく使われる言い回しですのでぜひ覚えておきましょう。
「良識」の表現の使い方
「良識」の表現の使い方を紹介します。
「良識」は「偏らない健全な考え方」「偏らない健全な判断力」という意味であり、例えば車を運転する時は「良識」が求められます。
前から車が来るかもしれない、歩行者が出てくるかもしれない、もしかしたら自転車が飛び出してくるかもしれない、見えないところに子供がいるかもしれない、などという「良識」があるからこそ、運転が可能なのです。
このような判断力がない人は車を運転するべきではありません。
また、「常識」は車の運転には関係がありません。
「良識」を使った例文と意味を解釈
「良識」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「良識」を使った例文1
- 「良識」を使った例文2
「良識」を使った例文1
「その人は良識があり、教師にふさわしい人材です」
教師には、それなりの「良識」が欲しいと思う人もいるのではないでしょうか。
世界に負けないレベルの教育ができ、さらに子供たちを一人ひとりしっかり見て判断できるという力が教師に求められていると言えます。
また、いじめなどの問題には正義感を持って対応できる人材こそ、教師にふさわしいと言えるでしょう。
「良識」を使った例文2
「あの人には良識がないので、なぜリーダーなのかよくわかりません」
何かしらのトップに立つならば、やはりそれなりの「良識」が求められるのではないでしょうか。
そもそも「良識」がなければメンバーを率いていくことも不可能ですし、周りから尊敬されないという問題が生じる可能性もあります。
もしもリーダーを選ぶならば、「健全な判断力」がある人を選びたいものです。
「良識」の類語や類義語
「良識」の類語や類義語を紹介します。
- 「教養」【きょうよう】
- 「嗜み」【たしなみ】
「教養」【きょうよう】
「教養」というのは「個人の人格や学習に結びついた知識や行い」という意味です。
「あの人には教養がある」「大学では基礎教養を学びます」などと言います。
「嗜み」【たしなみ】
「嗜み」というのは「特に芸事等に関する心得」という意味もありますが、これ以外に「慎み」という意味があります。
また、「普段の心がけ」という意味で使われることもあり、「レディーの嗜み」などと言われます。
「良識」というのは日常的にもよく使われる表現です。
ぜひ意味を知っておきましょう。