「本分」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
この「本分」は、それを忘れないようにと使うことが多い言葉です。
目次
- 「本分」の意味とは?
- 「本分」の表現の使い方
- 「本分」を使った例文と意味を解釈
- 「本分」の類語や類義語
「本分」の意味とは?
「本分」という言葉は、「本来の務め」という意味で使います。
例えば、「このヒーローは、世の中の平和を守るのが本分だ」のような使い方になり、そのヒーローにはそのような務めがあるという表現になります。
ですが、あくまで「本来の務め」という表現に留まり、決して「義務」だという訳ではありません。
よって、そこから外れた言動があったり、時にはそれを遭えて無視するような場合があってもおかしいことではありません。
- 「本分」の読み方
「本分」の読み方
「本分」の読み方は、「ほんぶん」になります。
「本」来の身「分」が略された言葉だと考えると分かりやすく、この言葉のように、「分」で身分のことを表現する言葉は他にも多く存在します。
「分相応」(ぶんそうおう)という言葉がそのいい例で、自分の身分や立場を弁えるという意味で使います。
尚、読みが一緒の「本文」としないように注意してください。
こちらは「タイトル」、「目次」、「本文」…といった使い方をする言葉で、「本分」とは全く関係ありません。
「本分」の表現の使い方
「本分」の表現の使い方を紹介します。
それが本来の務めだと使う以外に、そこから外れているという意味で「本分を忘れている」、「本分とは思えない」のような用い方も多い言葉です。
また、人間だけが対象になるという訳ではなく、団体や会合の存在意義や目的という使い方をすることもできます。
「そんなことはこの会合の本分ではない」と使うと、会合を開いた本来の目的とは異なることが話されている時などだと分かります。
「本分」を使った例文と意味を解釈
「本分」を使った例文と、その意味の解釈です。
意味が分かると、例文も色々なものが作れます。
- 「本分」を使った例文1
- 「本分」を使った例文2
「本分」を使った例文1
「学生の本分は勉学なのは言うまでもないことだ」
正にその通りですが、実際のところ、本当にそれだけという学生もまず居ないものです。
特に大学生になると空く時間が多くなるので、他のことに夢中になってしまう場合も少なくありませんが、この「本分」は決して忘れてはいけません。
「本分」を使った例文2
「本分とは異なるが、こちらにも対応してみようと思う」
本来の目的とは異なるものの、それにも対応しようと考えたようです。
本分に支障がない程度であれば、そのようなことが許されるというケースも多いです。
「本分」の類語や類義語
「本分」の類語や類義語を紹介します。
この「本分」より堅い表現になり、意味も少し変わります。
- 「責務」【せきむ】
「責務」【せきむ】
義務として背負っている内容の表現です。
「本分」とは違い、必ず果たすべき責任のことなので、意味が重くなる言葉です。
「自分の責務はこのシステムの安定稼動だ」とすると、その責任を義務として負っていると表現しています。
人によってこの「本分」は違うものですが、「義務」とは違い、何かしらはあることがほとんどです。
会社員の場合、会社に行って仕事をすることがこの「本分」になります。