「備忘」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
日常的に文章を読んでいると「備忘」という言葉が使われていることがあります。
一体どの様な意味なのか、類語や例文、関連語なども併せて紹介します。
目次
- 「備忘」の意味
- 「備忘」の表現の使い方
- 「備忘」を使った例文と意味を解釈
- 「備忘」の類語や類義語
「備忘」の意味
「備忘」の意味は、「ものごとを忘れた時の為に対策を立てること」です。
その時はしっかり覚えたつもりでも、時間が経つとあやふやになったり、何が必要だったかを思い出せなくなってしまうことがあります。
その様な時の為に、何らかの対策を立てておくことで、一般的にはメモ書きをすることを言います。
最初から忘れるものとして準備をしておく時の表現です。
- 「備忘」の読み方
- 「備忘」の漢字の成り立ち
- 「備忘」と「忘備」について
「備忘」の読み方
「備忘」の読み方は、「びぼう」になります。
文章で使われることが多く、言葉にすることがあまりないので、読み方をしっかりと覚えておきましょう。
「備忘」の漢字の成り立ち
「備忘」の「備」は「前もって用意する」「足りないものがない状態」「用意をする」という意味です。
「忘」は「記憶がなくなる」「覚えていられなくなる」という意味です。
これらの漢字が組み合わさり「覚えていられなくなった時の為に前もって用意する」という意味で使われています。
「備忘」と「忘備」について
「備忘」という言葉を見て「忘備」の間違いではないか、と思う人もいるでしょう。
この2つはどちらも使われていて、辞書にも載っています。
本来正しいのは「備忘」で、「忘備」は後から使われる様になった言葉と言われています。
「備忘」の表現の使い方
「備忘」の表現の使い方を紹介します。
- 文法的な使い方
- 「備忘録」として使う
文法的な使い方
「備忘」は名詞で「備忘の為に」と使われたり、動詞を伴って「備忘する・した」として使われます。
非常に限定的な使い方をする言葉です。
「備忘録」として使う
「備忘」という言葉が最も使われるのが「備忘録」としてです。
「備忘録」とは、「万が一忘れた時の為に記憶しておくべき事柄をメモしたもの」という意味で、ビジネスや日常生活で使われる表現です。
こちらも「忘備録」として使われることもあります。
「備忘」を使った例文と意味を解釈
「備忘」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「備忘」を使った例文1
- 「備忘」を使った例文2
「備忘」を使った例文1
「備忘の為に付箋紙に都度メモして貼り付けておく」
ビジネスで細かい手順や注意を忘れない様に、付箋紙にメモしてノートやデスクの周辺に貼り付けておくことです。
「備忘」を使った例文2
「万が一同じトラブルが起きた時の為に備忘録を残しておく」
ビジネスでトラブルの処理が終った後、将来的に同じトラブルが起きた時の為に対処法やコツなどをメモしておくことです。
「備忘」の類語や類義語
「備忘」の類語や類義語を紹介します。
- 「覚え書ぎ」【おぼえがき】
- 「雑記」【ざっき】
「覚え書ぎ」【おぼえがき】
「必要な事柄をメモした紙片のこと」です。
ビジネスで契約に関する場合は「覚書」と漢字表記になります。
「雑記」【ざっき】
「ジャンルにこだわらず様々なことを書き記すこと」という意味です。
「備忘」は「ものごとを忘れた時の為に対策を立てること」という意味です。
メモ書きなどを残しておく時に使いましょう。