「雑記」とは?意味・読み方・類語・英語【使い方や例文】
「雑記」とは、「特定のテーマや用途を決めずに、色々な物事を書き付けること」です。
「雑記」の「意味・読み方・雑記帳の意味・英語と解釈・使い方・例文と解釈・類語や類義表現」などについて、詳しく説明していきます。
目次
- 「雑記」の意味とは?
- 「雑記帳」の意味
- 「雑記」の英語(解釈)
- 「雑記」の使い方
- 「雑記」を使った例文・短文(解釈)
- 「雑記」の類語や類義表現
「雑記」の意味とは?
「雑記」の意味は、「特定のテーマ・用途を決めずに、色々な物事を書き付けること」や「一貫性・秩序性のない事柄を書き付けたもの」になります。
「雑記」というのは、心に思い浮かぶ様々な物事や感想、考えを書き付けたもの(書き付けること)であり、「日記」とも違って「日付とその日に経験した出来事だけ」を書き付けるものではありません。
「雑記」とは「何を書かなければいけないというルールのない雑多な記録・メモ」のことであり、「特定のテーマ・目的・用途のない記録で、自分が書き残したいことを書きたい時に書く」というものなのです。
「雑記」は徒然(つれづれ)なるままに心に思い浮かぶ色々な内容を書くという行為、あるいは書いた記録なのです。
- 「雑記」の読み方
「雑記」の読み方
「雑記」の読み方は、「ざっき」になります。
「雑記帳」の意味
「雑記帳」の意味は、「心に思い浮かんだ色々な内容や考えを書き付けたノート・帳面」になります。
「雑記帳」は一般的な「メモ帳」とほぼ同じ意味合いで使われる言葉であり、「何を書くかという特定の目的・用途を決めていないノートや帳面」のことなのです。
「雑記帳」には、日記のような毎日の出来事・感想を書き残してもいいですし、その時々に自分が頭の中で考えていることを書いてもいいのです。
何でも書きたい内容を、書きたい時に自由に書けるノート(帳面)のことを、「雑記帳」と呼んでいます。
「雑記」の英語(解釈)
「雑記」の英語とその意味の解釈は、以下のようになります。
“miscellaneous notes”(“miscellaneous”には「雑多・雑録」の意味があり、そこから雑記・雑記帳のことも意味しています。)
“I wrote my imagination on miscellaneous notes. ”(私は自分の想像を雑記帳に書き残した。)
“a memorandum”(“memorandum”とは忘れられないようにメモしておく備忘録・覚え書きのことで、雑記・雑記帳の意味も持っています。)
“I will always read back a memorandums after lecture. ”(私は講義の後で、雑記した内容をいつも読み返します。)
“a notebook”(単純なノートを意味する単語ですが、何でも書き付けられるので雑記帳の意味でも通用します。)
「雑記」の使い方
「雑記」の使い方は、「事前に書くべき内容を決めていない自由な書き物をする時」や「心に思い浮かんできた内容・考え・想像などを文章にして書き残す時」に使うということになります。
「雑記」というのは簡単に言えば、「雑多な記述行為・ごちゃ混ぜ状態の書き物」のことですから、「特定のルールや目的、秩序のない自由度の高い書き物・作文」をする時には、その記述行為や記録したもののことを「雑記」と呼ぶことができるのです。
例えば、「夜眠る前に、私は雑記した内容を読み返して微笑してしまう」や「雑記という雑多な書きものは、他人に読ませることを前提としていない」などの文章において、「雑記」という言葉を正しく使うことができるのです。
「雑記」を使った例文・短文(解釈)
「雑記」を使った例文・短文を紹介して、その意味を分かりやすく解釈していきます。
- 例文1
- 例文2
- 例文3
例文1
心に思い浮かんだ内容やその日一日の出来事を気楽に雑記することによって、自分の頭の中を綺麗に整理することができます。
また、面倒なルールのない雑記によって、落ち着いた穏やかな気持ちにもなれるのです。
この例文の「雑記」は、「頭の中の情報・記憶を整理したり、日々のストレスを減らしたりすることに役立つ自由で気楽な書き物」のことを意味しています。
何でも自由に書いていい雑記には、副次的な恩恵・効果も多いのです。
例文2
子供時代には誰もが落書き帳とも呼ばれるような雑記帳を持っていたはずです。
大人になっても雑記できるノートを一冊持つことで、良い気分転換をすることができます。
この例文の「雑記」は、「何でも書きたいことを書き付けることができるノート・帳面」を意味しています。
こういった雑記帳に色々な事柄を書くことで、良い気分転換にもなるのです。
例文3
一般的に雑記したノート・帳面には何の価値もないのですが、有名な作家や漫画家、学者、文化人などが書き残した雑記帳には、非常に高い歴史的・文化的な価値があると認められることもあります。
この例文の「雑記」は、「思い浮かんだことや考えたことを自由に書き付けたもの」を意味しています。
そういった雑記に普通は価値などありませんが、著名な作家や学者などであれば、特別な価値があると見なされることもあるのです。
「雑記」の類語や類義表現
「雑記」の類語や類義表現には、どのようなものがあるのでしょうか?「雑記」の類語・類義表現について、分かりやすく解説していきます。
- 「書き付け」
- 「メモ・覚え書き(備忘録)」
- 「一筆・手控え」
「書き付け」
「雑記」の類語・類義表現として、「書き付け」があります。
「書き付け」というのは、メモや備忘・心覚えのために書き付けること、あるいは書き付けたもののことを意味しています。
「雑記」の言葉の意味は「特定のテーマや目的なく色々な物事を書いたもの、書くこと」ですから、その類義表現として「書き付け」を上げることができます。
「メモ・覚え書き(備忘録)」
「雑記」の類語・類義表現として、「メモ・覚え書き(備忘録)」があります。
「メモ」の意味は、「後で忘れることがないように書き付けること、あるいは書き付けたもの」になります。
「覚え書き(備忘録)」もメモと同じように、後で忘れないように書き残しておくこと、書き残したものを意味しています。
色々な事柄を書くことである「雑記」の類語として、「メモ・覚え書き(備忘録)」を指摘できます。
「一筆・手控え」
「雑記」の類語・類義表現として、「一筆(ひとふで・いっぴつ)・手控え(てびかえ)」があります。
「一筆(ひとふで)」というのは、心の赴くままにちょっとだけ文字や文章を書くことです。
「一筆(いっぴつ)」の言葉の意味は、「短い文章・短い手紙」になります。
「手控え」というのは、「忘れないように手元に書き残しておく文章」のことです。
特定のルールやテーマを決めずに自由に書き付ける「雑記」の類義表現として、「一筆・手控え」が上げられます。
「雑記」という言葉について徹底的に解説しましたが、雑記には「特定のテーマ・用途を決めずに色々な物事を書き付けること、あるいは書き付けたもの」などの意味があります。
雑記の類語・類義表現としては、「書き付け」「メモ・覚え書き(備忘録)」「一筆・手控え」などがあります。
「雑記」という言葉について詳しく調べたい時は、この記事を参考にしてみて下さい。