「重責」とは?意味や使い方!例文や解釈
「重責」という言葉はどのような意味があり、使い方をするのかご存知でしょうか。
ここでは言葉の意味、使い方、例文などを詳しく解説しています。
では一緒に「重責」という言葉の理解を深めていきましょう。
目次
- 「重責」とは?
- 「重責」の表現の使い方
- 「重責」を使った言葉と意味を解釈
- 「重責」を使った例文や短文など(意味を解釈)
- 「重責」の反対語
- 「重責」の類語や類義語・言い換え
- 「重責」の英語と解釈
「重責」とは?
「重責」とは重い責任という意味になります。
- 「重責」の読み方
「重責」の読み方
「重責」とは「じゅうせき」と読みます。
「重責」の表現の使い方
「重責」とはその字の通り、重い責任という意味の言葉です。
使い方としては「重責を担う」などがありますが、これは重い責任がある役目を背負っている、重い責任がある事を引き受けるといった意味になります。
仕事においては「重責を担う」は、責任がある立場にある、重要な仕事を任されているといった意味合いであると覚えておきますといいでしょう。
「重責」を使った言葉と意味を解釈
それでは「重責」を使った言葉や言い回しをいくつか紹介していきます。
意味の解釈もつけていますので、使い方の参考にしてみてください。
- 「重責を一身に背負う」
- 「重責を全うする」
- 「重責を感じる」
「重責を一身に背負う」
「重責を一身に背負う」とは、重い責任を一人で引き受けている、全責任を負っているという意味合いで使う言い回しです。
「先代が突然亡くなったことで、いきなり重責を一身に背負う立場となった」「いくら彼が有能だからといって、このような重責を一身に背負うことは時期尚早ではないでしょうか」などと使います。
「重責を全うする」
「重責を全うする」とは、重い責任が伴う仕事などを引き受ける、業務などを完全に成し遂げるという意味になります。
「今は余計なことを思ったりせず、重責を全うすることが君のやるべきことだ」「彼女は重責を全うすることができたら、その後は引退すると言った」という風に使います。
「重責を感じる」
「重責を感じる」とは重い責任を感じることで、プレッシャー、重圧といったものがあるというニュアンスも含む言い回しです。
「部長に昇進して嬉しいと言うよりは、重責を感じる」「日に日に重責を感じるようになって、自分はもう無理なのではないかと自信を失くしている」などと使います。
「重責」を使った例文や短文など(意味を解釈)
それでは「重責」を使った例文をいくつか紹介しましょう。
意味の解釈もつけていますので、使い方の参考にしてみてください。
- 「重責」を使った例文1
- 「重責」を使った例文2
「重責」を使った例文1
「社長という重責を果たしている人と、好き勝手に生きてきた人とでは同じ兄弟といっても価値観も生活も違うし話は合わないだろう」
仕事など、重い責任がありそれを完全に成し遂げることを「重責を果たす」と言います。
社長職にあるということは、会社の業績、社員たちの生活など様々なものを背負い、考えていく立場ですから「重責」があるということになります。
「重責」を使った例文2
「僕はこの重責に堪え切れそうもないが、君ならば余裕でこなすことができると思う」
重い責任がある立場、大事な仕事を任されているといったことが大変で、自分には成し遂げることは無理だと感じることを「重責に耐えられない」という言い方をします。
「重責」の反対語
「重責」の反対語とはどのような言葉になるのでしょうか。
「重責」には明確な反対語がありませんので、意味合いから当てはまる言葉を探してみました。
- 「負担がない」【ふたんがない】
- 「程々」【ほどほど】
「負担がない」【ふたんがない】
「負担がない」とは仕事、義務、責任などを引き受けることがないという意味になります。
「彼は、負担がない仕事だけをしていい身分だ」「今は負担がないので、ストレスもなくなりました」などと使います。
「程々」【ほどほど】
「程々」とはあまり、度を越さない程度、ちょうど良い程度、自分相応という意味合いがある言葉です。
「程々の負担なので何とかなる」「仕事は程々で、私生活を充実させたい」「程々で満足するのが一番理想だ」などと使います。
「重責」の類語や類義語・言い換え
言葉の意味が理解できましたところで、「重責」の類語、似た言葉、言い換える言葉などもいくつか紹介します。
こちらの言葉も併せて覚えておくといいでしょう。
- 「重圧」【じゅうあつ】
- 「責任重大」【せきにんじゅうだい】
- 「大任」【たいにん】
- 「重職」【じゅうしょく】
- 「重荷」【おもに】
「重圧」【じゅうあつ】
「重圧」とは強い力で押さえつけること、またその力のことを言います。
「重圧に潰されそうだ」「仕事の重圧に耐えられそうもない」などと使います。
「責任重大」【せきにんじゅうだい】
「責任重大」とは自分が引き受けて行う仕事、義務などが大きくて重いこと、軽々しくは扱えない重要なことという意味になります。
「リーダーに就くなど、責任重大で僕は自信がない」「この件に関しては、あなたは責任重大ですよ」「責任重大であると、認識している」などと使います。
「大任」【たいにん】
「大任」とは重大な任務、大役であるという意味になります。
「無事、大任を果たすことができたら君はさらに出世するだろう」「私にこのような大任は無理です、誰か別の人を探してください」などと使います。
「重職」【じゅうしょく】
「重職」とは重要な職務、責任が重たい役目という意味になります。
「重職にあるお方」「重職から降りる」という風に使います。
「重荷」【おもに】
「重荷」とは負担となるような事で、辛い負担のことを言います。
「迷惑な隣人のことはずっと重荷になっています」「私にはこのような仕事は重荷です」「会社を辞めて、重荷を下ろすことにした」などと使います。
「重責」の英語と解釈
「重責」という言葉は英語ではどのように言い表すのでしょうか。
英語では“take a heavy responsibility”(重責を担う)と言い表します。
いかがでしたでしょうか。
「重責」という言葉の意味、使い方、例文などまとめてお伝えしました。
それでは言葉の意味を正しく理解して使いこなしてください。