「所期」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
ビジネスで「所期」という言葉が使われることがあります。
一体どの様な意味なのか、類語や例文なども併せて紹介します。
目次
- 「所期」の意味
- 「所期」の表現の使い方
- 「所期」を使った例文と意味を解釈
- 「所期」の類語や類義語
「所期」の意味
「所期」の意味は「期待や予測をすること」です。
「期待」というと身の程を超えて良い結果を予測することも含みますが、「所期」の場合は現在の実力を踏まえて最も良い結果を予測することを言います。
「こうなる筈である」「こうなると素晴らしい」という内容を表す時の言葉です。
- 「所期」の読み方
- 「所期」の言葉の成り立ち
「所期」の読み方
「所期」の読み方は、「しょき」になります。
ビジネスで「しょき」というと「所期・初期・書記・暑気」と複数の言葉がありますので、勘違いされない様に使分けを覚えましょう。
「所期」の言葉の成り立ち
「所期」の「所」は「ところ」と読み、「何かがおこなわれる地点」「ある目的の為に設置された施設」「動作や行為を受けるもの・ところ」という意味があります。
「期」は「定められた期間」「時期・機会」という意味があります。
これらの漢字が組み合わさり「時期や機会が生じるところ」=「将来の予測・期待」という意味で使われています。
「所期」の表現の使い方
「所期」の表現の使い方を紹介します。
- 文法的な使い方
- 「所期の目的」と「初期の目的」の違い
文法的な使い方
「所期」は名詞で、文末に使う時には動詞を伴って「所期する・した」と使われます。
形容詞として使う時には「所期の〇〇」になります。
いずれもビジネス用語で、使い方は限定されています。
「所期の目的」と「初期の目的」の違い
「所期」が使われる言葉で最も多いのが「所期の目的」ですが、「初期の目的」と混同する人もいます。
「初期」は、そのものごとが始まったばかりの時期のことです。
「初期の目的」は、「最初に立てた目的のこと」であり、現在ではその内容が変わっている場合もあります。
「所期の目的」は、「期待しているところの目的のこと」であり、それに向けて努力をしていることを言います。
この2つの言葉の違いは「目的を立てた時期か、内容か」という点です。
「所期」を使った例文と意味を解釈
「所期」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「所期」を使った例文1
- 「所期」を使った例文2
「所期」を使った例文1
「新システムが所期の成果を発揮した」
新しく開発されたシステムが、予想した通りに上手く稼働したことを表しています。
「所期」を使った例文2
「所期の目標を大きく上回ることができて嬉しい」
最初に予測した目標よりも結果が上回り、喜んでいる様子を表しています。
「所期」の類語や類義語
「所期」の類語や類義語を紹介します。
- 「希望的観測」【きぼうてきかんそく】
- 「当て込み」【あてこみ】
「希望的観測」【きぼうてきかんそく】
「『そうあって欲しい』と良い結果を希望してその方向で判断すること」という意味です。
「当て込み」【あてこみ】
「期待してあてにすること」とい意味で、最初からそれを期待して行動する時の表現です。
「所期」は「期待や予測をすること」という意味です。
ビジネスで「こうなるだろう」と期待していることに対して使いましょう。