「包含」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
皆さんは「包含」という言葉をご存知でしょうか?
この言葉は、時々、論文や研究レポートの中で目にすることがあります。
ビジネスの世界でも、時々出てくることがありますが、普段のおしゃべり程度の会話の中では、使われることはないでしょう。
そこで今回は、この「包含」について考えてみたいと思います。
目次
- 「包含」の意味
- 「包含」の表現の使い方
- 「包含」を使った例文と意味を解釈
- 「包含」の類語や類義語
「包含」の意味
「包含」は「包み込み中に含んでいること」という意味のある言葉です。
- 「包含」の読み方
「包含」の読み方
「包含」は「ほうがん」という読み方をしますが、日常的にはあまり使われることが少ない言葉なので、ここでしっかりとチェックをしておきましょう。
「包含」の表現の使い方
「包含」を、少しロジック的な表現で言うと、「Aの内部中にBを含み、そのBが成立すれば、自ずからAも成立する因果関係がある」という意味になります。
そのことから、「1つのことが成り立ったことで、幾多の結論も導き出される」というような使い方ができます。
「包含」を使った例文と意味を解釈
前項のようなロジック的な使い方は、少し理解が難しくなりますので、ここでは「包含」を使った例文を見ながら、具体的な活用シーンをイメージしてみることにしましょう。
- 「包含」を使った例文1
- 「包含」を使った例文2
「包含」を使った例文1
「この問題は全社レベルの問題の中に包含されているので、とても重たい課題なのだ」
企業でも、ちょっとした問題が、大きな問題に発展してしまうことがあります。
このようなことを例文で言っているのですが、言い換えれば、「小さな綻びが大きな傷になってしまう」ということを意味しています。
「包含」を使った例文2
「ダイエットすることは、単なるウエートの減少だけでなく、健康維持も包含されているのです」
健康ブームと呼ばれて久しいのですが、ダイエットは、単なる体重減少だけでなく、健康を高めたり、維持する目的もあるということです。
「包含」の類語や類義語
「包含」を他の言葉で言い換えれば、どのような言葉で表現することができるのかを見ていくことにします。
- 「内包」【ないほう】
- 「網羅」【もうら】
「内包」【ないほう】
「内包」という言葉が「包含」の類義語として挙げることができます。
「ある概念が適用される範囲で、全てのものに共通するもの」という概念的な表現です。
言い換えると、「部分としてぞんざいしている」という意味になります。
「網羅」【もうら】
「網羅」も「包含」の類義語になります。
「残らず取り入れること」、「余りなく尽くすこと」という意味で使われています。
「包含」という言葉の意味や活用シーンを紹介してきましたが、どのような場面で活用法できるか、少しはイメージ頂けたかと思います。
言葉の定義が少し難しいために、初めてこの言葉を聞く人は、すぐに使い方を思い浮かべることができないかもしれませんが、この言葉が該当しそうなシーンは、身近なところにかなりあるものです。
したがって、この言葉の意味をしっかりと理解して当てはめていると、いい勉強になります。