「とばっちり」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
「とばっちり」という表現を知っているでしょうか。
ここでは「とばっちり」という言い回しについて詳しく紹介していきます。
目次
- 「とばっちり」とは?意味
- 「とばっちり」の表現の使い方
- 「とばっちり」を使った例文と意味を解釈
- 「とばっちり」の類語や類義語
「とばっちり」とは?意味
「とばっちり」というのは「飛び散って降りかかる水」という意味であり、転じて「そばにいて災いを受けること」を指す表現として使われています。
「巻き添え」とも言われます。
「他人の引き起こしたことから迷惑や損害を被ること」という意味で使われ、「とばっちりを受ける」などと表現されます。
「直接の関わりがないのに害を被る」という意味です。
「とばっちり」の表現の使い方
「とばっちり」の表現の使い方を紹介します。
「とばっちり」という表現は「とばっちりを受ける」という言い回しで使われることがほとんどです。
例えば、両親が夫婦喧嘩をした結果、本来自分は全く関係がないのに両親共に自分に八つ当たりをしてきたら、それは「とばっちりを受ける」ということになります。
あるいは、親が自分の兄弟に腹を立てたとき、その親や兄弟に八つ当たりされたら、それも「とばっちり」になります。
「とばっちり」を使った例文と意味を解釈
「とばっちり」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「とばっちり」を使った例文1
- 「とばっちり」を使った例文2
「とばっちり」を使った例文1
「あいつが宿題を忘れたからって、全員宿題を増やされた。とばっちりを受けたよ」
学生時代、誰かが宿題を忘れたことで全員が罰を受けた、などという経験を持つ人もいるのではないでしょうか。
本来は自分が何かをしでかしたというわけではないにもかかわらず、他の人のミスのために責任を取らなければなった時、それは「とばっちりを受けた」と言えます。
「とばっちり」を使った例文2
「彼が遅刻したため、クラス全員とばっちりを受けました」
誰かが遅刻したことにより、クラス全員で責任を取らなければならないなどということもあるのではないでしょうか。
もちろん、遅刻というのは個人の問題ですが、そのために団体でペナルティーを受けることもあります。
周りの人に迷惑をかけないよう、自分の行いを顧みることも大切かもしれません。
「とばっちり」の類語や類義語
「とばっちり」の類語や類義語を紹介します。
- 「巻き添え」【まきぞえ】
- 「流れ弾」【ながれだま】
「巻き添え」【まきぞえ】
「巻き添え」というのは「他人の事件や悪事に巻き込まれて罪に問われたり、損害を受けたりすること」という意味です。
「飛び降りた人の巻き添えを食らい、通行人が怪我をしました」などと使われます。
「流れ弾」【ながれだま】
「流れ弾」というのは「目標を外れた飛ぶ弾丸」という意味です。
転じて、「そこに居合わせたことで災難に巻き込まれる様」という意味になります。
「流れ弾に当たる」などと使われます。
「とばっちり」という表現は日常的にも使える言い回しですので、ぜひ覚えておきましょう。
「とばっちりを受けない」ようにしたいところです。
また、他の人に「とばっちり」がないように注意することも大切です。