「精鋭」とは?意味や使い方!例文や解釈
ネットニュースや小説などで「精鋭」という言葉を見掛けることがあります。
一体どの様な意味なのか、類語や例文なども併せて紹介します。
目次
- 「精鋭」とは?
- 「精鋭」の表現の使い方
- 「精鋭」を使った言葉と意味を解釈
- 「精鋭」を使った例文や短文など(意味を解釈)
- 「精鋭」の反対語
- 「精鋭」の類語や類義語・言い換え
- 「精鋭」の英語と解釈
「精鋭」とは?
「精鋭」の意味は以下の2つです。
1つ目は「強くて勢いがいい様子」という意味です。
グループや組織が、全体的に活気があって実力も伴っていることを言います。
2つ目は「大勢の中から優秀で選ばれた人達」という意味です。
グループや組織の中から、何かのプロジェクトや目的達成の為に選ばれ集められた優秀な人材のことを言います。
- 「精鋭」の読み方
- 「精鋭」の言葉の成り立ちを解釈
- 「精鋭」と「英雄」「勇者」の違い
「精鋭」の読み方
「精鋭」の読み方は「せいえい」になります。
「しょうえい」と読み間違わない様にしましょう。
「精鋭」の言葉の成り立ちを解釈
「精鋭」の「精」には「心身の力」「自然界にいる精霊」「細かく詳しいこと」「選りすぐり」という意味があります。
「精鋭」は「選りすぐり」という意味になります。
「鋭」は「するどい」と読み、「するどいこと」「兵士や武器、人材のこと」という意味があります。
これらの漢字が組み合わさり「選りすぐりの兵士や人材」という意味で使われています。
「精鋭」と「英雄」「勇者」の違い
「精鋭」と似た意味の言葉に「英雄」「勇者」がありますが、これらの言葉には使い分けがあります。
「精鋭」は、「グループや組織が特に強い力を持っていたり、その中で優れている人のこと」という意味です。
知力・体力共に優れていて、特別に組織されたチームや選ばれた人材のことを言います。
「英雄」は、「誰もできない様な偉業を成し遂げた人」という意味で、歴史的な快挙を成し遂げた人に対して使われます。
「勇者」は、「勇敢で戦いに挑む人」という意味で、自ら志願して困難に立ち向かう人のことです。
「精鋭」の表現の使い方
「精鋭」の表現の使い方を紹介します。
- 文法的な使い方
- 自分には使わない
- 他人からの評価として使う
文法的な使い方
「精鋭」は名詞で、「精鋭〇〇」など他の名詞との複合語として使われることが多くなります。
文末に使う時には形容動詞として「精鋭だ・である」になり、形容詞として使う時には「精鋭の〇〇」となります。
自分には使わない
「精鋭」は「非常に優秀で選ばれた人」とい意味があります。
人に対して使うとほめ言葉になりますが、自分に対して使うと自慢になってしまうので注意しましょう。
他人からの評価として使う
「精鋭」は、自分でそう思わなくても他人がその様に評価した場合に使われます。
自分が所属しているチームに対して「精鋭」と使われた時には、周囲にその様に感じさせる勢いがあることを意味します。
「精鋭」を使った言葉と意味を解釈
「精鋭」を使った言葉と意味を解釈します。
- 「少数精鋭」【しょうすうせいえい】
- 「選りすぐりの精鋭」【えりすぐりのせいえい】
- 「精鋭部隊」【せいえいぶたい】
「少数精鋭」【しょうすうせいえい】
人数は少ないけれども、特別優れた人材だけを揃えることを言います。
本来は軍事用語で兵士や軍隊を意味していましたが、現在ではビジネスやスポーツなどで、優れた能力のある人材に対しても使われています。
「選りすぐりの精鋭」【えりすぐりのせいえい】
「選りすぐり」は「えりすぐり」「よりすぐり」どちらの読み方もありますが、「精鋭」が付いた場合には「えりすぐりのせいえい」と読みます。
意味は「優れた人やものの中から、更に選ばれること」で、最終的に本当に良い人やものだけを残した結果を言います。
「精鋭部隊」【せいえいぶたい】
あらゆる戦いに打ち勝ってきた、高い能力と経験がある人材により結成されたチームのことを言います。
こちらも元は軍事用語でしたが、最近ではビジネスやスポーツなどにも使われています。
「精鋭」を使った例文や短文など(意味を解釈)
「精鋭」を使った例文と解釈を紹介します。
- 「精鋭」を使った例文1
- 「精鋭」を使った例文2
「精鋭」を使った例文1
「彼らは我が社の精鋭チームのメンバーだ」
何かのプロジェクトや目標の為に、社内でも優秀とされる人材が集められ、顔合わせや他の部署へ紹介されている時の言葉です。
「精鋭」を使った例文2
「今後我が社は少数精鋭化に努めたい」
会社において余剰人員が多い状態ですが、経営が悪化したことで、今後は人員削減をして本当に必要な人材を残す様にする予定であると述べています。
「精鋭」の反対語
「精鋭」の反対語を紹介します。
- 「雑魚」【ざこ】
- 「烏合の衆」【うごうのしゅう】
「雑魚」【ざこ】
「価値がなく、どうでもいいと思う人のこと」という意味です。
「烏合の衆」【うごうのしゅう】
「何の役にも立たない人達の集まり」という意味で、「カラスの群れの様に規律がなく、統率されていない集団」という意味からきています。
「精鋭」の類語や類義語・言い換え
「精鋭」の類語を紹介します。
- 「エリート中のエリート」【えりーとちゅうのえりーと】
- 「超一流」【ちょういちりゅう】
- 「一騎当千」【いっきとうせん】
「エリート中のエリート」【えりーとちゅうのえりーと】
「社会の中で優秀とされる人達の中でも、特に優秀な人材として指導的な役割を任された人や集団のこと」という意味です。
「超一流」【ちょういちりゅう】
「ビジネスや社会的な地位、生活レベルなどにおいて最上級の質を持った人のこと」という意味です。
「一騎当千」【いっきとうせん】
「人並み外れた能力や実績を持っている人のこと」という意味で、「一騎で千人もの敵を相手にすること」からきています。
「精鋭」の英語と解釈
「精鋭」の英語表現を紹介します。
- “He is an elite in the firm.”
- 「They are the pick of our team."
“He is an elite in the firm.”
「彼は会社の精鋭だ」になります。
“elite”は「エリート・精鋭」で、日本語にもなっています。
「They are the pick of our team."
「彼らはうちのチームの精鋭だ」になります。
“the pick”で「選りすぐりの・精鋭」という意味があります。
「精鋭」には「強くて勢いがいい様子」「大勢の中から優秀で選ばれた人達」という意味があります。
選りすぐりの人に対するほめ言葉として使いましょう。