「未知数」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
この「未知数」は、効果や結果が期待できるものに対して使われることが多い言葉です。
目次
- 「未知数」の意味とは?
- 「未知数」の表現の使い方
- 「未知数」を使った例文と意味を解釈
- 「未知数」の類語や類義語
「未知数」の意味とは?
「未知数」は、効果や結果の「予想がつかない」という意味で使います。
「その効果に関しては未知数だ」のような使い方になり、全く分からないことだと解釈していいでしょう。
また、数学の方程式において、答えとして導き出す「x」や「y」などがまだ数字として確定していない時にこの「未知数」と呼びます。
そちらの意味では、「xは3に違いないが、yがまだ未知数だ」といったように使われます。
- 「未知数」の読み方
「未知数」の読み方
「未知数」の読み方は、「みちすう」になります。
「未知の数」という漢字そのままの解釈だと、数学的な使い方が本来の意味だと言えそうですが、実際にはそこから転じた「未知なる数の可能性がある」という解釈から、「予想がつかない」と使われることが多い言葉です。
「未知数」の表現の使い方
「未知数」の表現の使い方を紹介します。
上のように、一般的には「予想がつかない」ことに対して用いられることがほとんどなので、数学での使い方はその分野での専門用語だと考えておけばいいでしょう。
この予想がつかないとは、いい効果や結果、または悪いそれなのかも分からないという意味になり、「どうなるか未知数だが、試してみるか」と使うと、その結果がいい方に転ぶか悪いことになってしまうのかさえ分かっていないことになります。
「未知数」を使った例文と意味を解釈
「未知数」を使った例文と、その意味の解釈です。
「未知数」と用いた段階で、本当にどうなるか分からないのだと考えていいでしょう。
- 「未知数」を使った例文1
- 「未知数」を使った例文2
「未知数」を使った例文1
「将来は未知数ながら、現段階での才能はズバ抜けている」
今の時点ではすごく才能があると認められるものの、将来的に大成するかは分からないと使っています。
スポーツ選手などで、ジュニアのカテゴリーでは新記録を連発したような選手がこのように表現され、いざ大人のシニアになってからは今ひとつだということもあるものです。
「未知数」を使った例文2
「あの事業に関しては未知数としか言えない」
うまくいくか分からない事業だと言っています。
新たな事業を立ち上げる時には、それなりの展望が予め見えていないとこのような場合も少なくないと言えるでしょう。
「未知数」の類語や類義語
「未知数」の類語や類義語を紹介します。
こちらも似た意味で使われる言葉です。
- 「流動的」【りゅうどうてき】
「流動的」【りゅうどうてき】
「どうなるか分からない」というニュアンスで使う言葉です。
「未知数」とよく似た解釈になり、「結果は流動的としか言えない」と使うと、その結果がどうなってもおかしくないという意味が表現できます。
「未知数」は、その先に色々な結果が待っていることの表現として使う言葉です。
それがいい場合も悪い場合も含んだ表現なので、本当にどうなるか分からないと解釈していいでしょう。