「虎を野に放つ」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
「虎を野に放つ」という表現を知っているでしょうか。
ここでは「虎を野に放つ」という言い回しについて詳しく紹介していきます。
目次
- 「虎を野に放つ」の意味
- 「虎を野に放つ」の表現の使い方
- 「虎を野に放つ」を使った例文と意味を解釈
- 「虎を野に放つ」の類語や類義語
「虎を野に放つ」の意味
「虎を野に放つ」というのは「猛威を振るう者の力を発揮できるよう自由にさせる」という意味です。
また、「後に大きな災いをもたらすような危険なものを野放しにしておく」という意味を持つこともあります。
「虎を千里の野に放つ」と言われることもありますので、併せて覚えておきましょう。
- 「虎を野に放つ」の読み方
「虎を野に放つ」の読み方
「虎を野に放つ」の読み方は、「とらをのにはなつ」になります。
ぜひ覚えておきたい表現の1つです。
教養の1つとして知っておきましょう。
「虎を野に放つ」の表現の使い方
「虎を野に放つ」の表現の使い方を紹介します。
「虎を野に放つ」は「危険なものを野放しにする」という意味と、「いずれ権力や武力を振るうに違いない人物を自由に活動できる状況下に置く」という意味もあります。
例えば、「あの人に大金を持たせるなんて、虎を野に放つようなものだ」といえば「あの人に大金を渡すなんてどうなるかわからない」という意味になります。
「虎を野に放つ」を使った例文と意味を解釈
「虎を野に放つ」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「虎を野に放つ」を使った例文1
- 「虎を野に放つ」を使った例文2
「虎を野に放つ」を使った例文1
「彼女にスマホを持たせるなんて、虎を野に放つようなものです」
最近でこそ、スマホが一般的になりましたが、いまだに子供たちがゲームばかりに集中してしまって勉強しない、などという問題が指摘されることもあります。
友達とのLINEなどに夢中になってしまい、他のことに集中できないなどという問題も指摘されています。
ゲームやSNSなどに夢中になってしまいそうな子供には、スマホを持たせる時にもしっかりとルールを決めなければいけません。
「虎を野に放つ」を使った例文2
「あそこの息子に大金を持たせるなんて、虎を野に放ったね」
大金を手にしてしまえば、どうなるかわからないという人もいるのではないでしょうか。
普段からギャンブルなどに関心を持ち、お金がない、などという状態にある人の場合、お金を渡してしまったらギャンブルなどに全額が消えてしまう可能性もあります。
そもそもお金をしっかり使えない人には、お金を貸すべきではありません。
「虎を野に放つ」の類語や類義語
「虎を野に放つ」の類語や類義語を紹介します。
- 「鬼に鉄棒」【おににかなぼう】
- 「千里の野に虎を放つ」【せんりののにとらをはなつ】
「鬼に鉄棒」【おににかなぼう】
「鬼に金棒」というのは「ただでさえ強いものに何かが加わることで、さらにその強さが増すこと」という意味になります。
「ただでさえ強いものにいっそう強さが加わる」ということです。
「千里の野に虎を放つ」【せんりののにとらをはなつ】
「千里の野に虎を放つ」は「危険なものを放置して、後に災いを残す」という意味です。
「虎を野に放つ」同じ意味を持つ表現です。
「虎を野に放つ」という表現は教養として知っておきたい言い回しの1つです。
リスクは事前に避けながら、生活したいです。