「腹に一物抱える」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
「腹に一物抱える」という言葉の意味や使い方を紹介します。
さらに「腹に一物抱える」という言葉を使った例文や、「腹に一物抱える」の類語を紹介して行きます。
目次
- 「腹に一物抱える」とは?意味
- 「腹に一物抱える」の表現の使い方
- 「腹に一物抱える」を使った例文や短文など
- 「腹に一物抱える」の類語や類義語・言い換え
「腹に一物抱える」とは?意味
「腹に一物抱える」の「一物」には、「表立って相手に対して本心は言わないが、敵意を持っている」という意味があります。
そのため、「腹に一物抱える」には、「心の中にたくらみや、裏切りの心を秘めていること」という意味になります。
- 「腹に一物抱える」の読み方
「腹に一物抱える」の読み方
「腹に一物抱える」の読み方は、「はらにいちもつかかえる」になります。
「腹に一物抱える」の表現の使い方
「腹に一物抱える」の表現の使い方を紹介します。
「腹に一物抱える」には、「心の中にたくらみや、裏切りの心を秘めていること」という意味があります。
そのため、誰かの心の中に、たくらみやわだかまりがあると感じた時、「腹に一物抱える」という言葉を使ってみましょう。
例えば、職場の同僚の誰かが、出世するため、何かをたくらんでいると感じられるかもしれません。
このような人は「彼は出世のため、腹に一物抱えているようだ」などと「腹に一物抱える」という言葉を使って、表現できます。
「腹に一物抱える」を使った例文や短文など
「腹に一物抱える」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「腹に一物抱える」を使った例文1
- 「腹に一物抱える」を使った例文2
「腹に一物抱える」を使った例文1
「上司に冷たく当たられてきたA君は、『腹に一物抱えている』」
この例文は、上司に冷たい態度を取られ続けてきたため、A君は、心の中にわだかまりを持っているという意味があります。
そのため、上司の指示を素直に聞けなかったり、反抗的な態度を取りやすいかもしれません。
おのように、「腹に一物抱える」には、「心の中にわだかまりがある」という意味があります。
「腹に一物抱える」を使った例文2
「戦国時代の武将の多くは、『腹に一物抱えていた』に違いない」
この例文は、戦国時代に存在した武将のほとんどが、何か心の中でたくらんでいただろうという意味があります。
戦国時代は、下の立場の人が、上の立場の人を裏切ったり倒したりして、成り上がる、下克上の時代だったためです。
素直なだけの武将は、生き残れず、「腹に一物抱える」くらいがちょうどよかったかもしれません。
「腹に一物抱える」の類語や類義語・言い換え
「腹に一物抱える」の類語や類似を紹介します。
- 「腹黒い」【はらぐろい】
- 「腸が煮えくり返る」【はらわたがにえくりかえる】
「腹黒い」【はらぐろい】
「腹黒い」には、「心の中に何か悪だくみを持っていて、根性が腐っていること」という意味があります。
「腹黒い人物」「腹黒いやりかた」などという使い方をします。
「腸が煮えくり返る」【はらわたがにえくりかえる】
「腸が煮えくり返る」には、「あまりにも腹が立って、怒りをこらえられない」という意味があります。
「裏切られて、腸が煮えくり返る思いだ」などという使い方をします。
「腹に一物抱える」という言葉について見てきました。
誰かの心の中に、たくらみやわだかまりを感じた時、「腹に一物抱える」という言葉を使ってみましょう。