「成り行かない」の意味とは！類語や例文など詳しく解釈

「成り行かない」とは?意味

「成り行かない」という表現は、「物事が段階的にそのような状態になっていかないこと」や「事態・状況が次第に移り変わらないこと」を意味しています。

「成り行かない」はカ行五段活用の動詞「成り行く」の否定形で、「物事が良い状態になっていかない」という文章で使われる時には、「上手くいかない・良い方向に変わらない」の意味のニュアンスが強くなります。

• 「成り行かない」の読み方

「成り行かない」の読み方

「成り行かない」の読み方は、「なりゆかない」になります。

「成り行かない」の表現の使い方

「成り行かない」の表現の使い方を紹介します。

「成り行かない」の表現の使い方は、「物事の状況・事態が段階的にある方向(結果)へと移り変わっていかない場合」に使うという使い方になります。

例えば、「私たちの友情に根ざした関係は、恋愛へは成り行かないものでした」といった文章で、使用することができます。

「成り行かない」を使った例文と意味を解釈

「成り行かない」を使った例文とその意味を解釈していきます。

• 「成り行かない」を使った例文1
• 「成り行かない」を使った例文2

「成り行かない」を使った例文1

「カレンダーの日付けが秋へと変わっているのに残暑が厳しく、なかなか秋の涼しい気候へと成り行かない」

この「成り行かない」を使った例文は、「なかなか秋の涼しい気候に次第に移り変わっていかない」という意味で、「成り行かない」の表現を用いています。

「成り行かない」を使った例文2

「二人の思いが未来のある結婚の方向へと成り行かないのであれば、遠からず二人の関係は破局に近づいてしまうでしょう」

この「成り行かない」を使った例文では、「成り行かない」という表現を、「未来のある結婚の方向へと段階的に変わっていかないのであれば」という意味合いで使っています。

「成り行かない」の類語や類義語

「成り行かない」の類語や類義語を紹介して、その意味を説明していきます。

• 「推移しない・変化しない」
• 「立ち行かない」【たちゆかない】

「推移しない・変化しない」

「成り行かない」という表現は、「状況が段階的に推移しないこと」や「事態が少しずつ変化しないさま」を意味しています。

その意味合いから、「成り行かない」と近い類似の意味を持つ類語(シソーラス)として、「推移しない・変化しない」を指摘できます。

「立ち行かない」【たちゆかない】

「立ち行かない」という表現は、「そのままでは物事が成り立たないこと」や「事態・状況が良い方向には進まないこと」を意味しています。

「成り行かない」は「好ましい結果には成り行かない」などの文章で使う場合、「立ち行かない」とほぼ同じ意味を持ちます。

そのため、「成り行かない」の類義語として、「立ち行かない」の表現を上げられるのです。