「維持コスト」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
この「維持コスト」は、様々な対象に使われる表現で、時には人間自体に対して使うこともあります。

目次
- 「維持コスト」とは?
- 「維持コスト」の表現の使い方
- 「維持コスト」を使った例文と意味を解釈
- 「維持コスト」の類語や類義語
「維持コスト」とは?

「維持コスト」とは、対象をそのままの状態で保つ、もしくは使い続ける為に掛かる費用のことです。
例えば、所持している自動車を対象にした場合、毎年掛かる自動車税や重量税などのは公定費用に加え、2年や3年に一度の車検代、保険料や日々のガソリン代、各種のオイル交換費、更には駐車場の料金(が必要な場合は)まで全てのことなり、それら全て支払えて初めて「維持する」ことができます。
この維持の為に必要になるコストがこの言葉です。
- 「維持コスト」の読み方
「維持コスト」の読み方
「維持コスト」の読み方は、「いじこすと」になります。
「コスト」は英語で「費用」という意味の“cost”をカタカナ語にした言葉で、この「維持コスト」は「維持費用」と言い換えることができます。
その英語では、“retention costs”や“preservation costs”などと表記されることが多いです。
「維持コスト」の表現の使い方

「維持コスト」の表現の使い方を紹介します。
この「維持コスト」は、先のような自動車の所有の為に掛かる費用や、何かのシステムの運用に掛かる費用などが対象になる言葉です。
そして、冒頭のように人間に対しても使える言葉で、今の生活に毎月最低でも10万円は必要だという場合、その10万円が生活の維持に掛かるコストだと表現できます。
その内訳が先の自動車の例のように、家賃が5万円、光熱費類が2万円、食費に3万円といった具合になります。
「維持コスト」を使った例文と意味を解釈

「維持コスト」を使った例文と、その意味の解釈です。
何かの導入や購入の前には、最初にこれを考えた方がいいでしょう。
- 「維持コスト」を使った例文1
- 「維持コスト」を使った例文2
「維持コスト」を使った例文1
「あの車は維持コストが掛かり過ぎるのが欠点だ」
自動車の維持コストについては上で詳しく挙げましたが、車の種類によってそれぞれに掛かる費用はまちまちです。
排気量によって自動車税、重さによって重量税が変わり、保険料も高級車になるほど高くなり、ガソリン代も馬力の大きな車ほど掛かることになります。
「維持コスト」を使った例文2
「維持コストを考えると、導入は難しいかも知れない」
それを導入すると維持に高額な費用が掛かると思われる為、無理かも知れないと言っています。
購入後に一切この「維持コスト」が掛からない対象というものはそうはなく、プリンターを例にとっても、インク代や用紙代、電気代がそれになります。
「維持コスト」の類語や類義語

「維持コスト」の類語や類義語を紹介します。
ビジネスではこちらがよく用いられます。
- 「固定費」【こていひ】
「固定費」【こていひ】
「決まって掛かる費用」という意味の言葉で、「このシステムの運用に掛かる固定費」と使うと、そのシステムを運用するのに必要になる「維持コスト」のことになります。
言い換えとして使えることが多く、ほとんど同じ意味だと考えていいでしょう。
この「維持コスト」を用意できないと、折角購入したり、導入した対象が使えなってしまったり、手放すことになってしまいます。
その為、購入や導入自体に掛かる費用とは別に必ず計算しておかないといけません。