「勿体無い」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
この「勿体無い」は、2つの意味で使われる言葉です。
そして、1つの方の意味はこの言葉と共に海外でも有名です。
目次
- 「勿体無い」とは?
- 「勿体無い」の表現の使い方
- 「勿体無い」を使った例文と意味を解釈
- 「勿体無い」の類語や類義語
「勿体無い」とは?
「勿体無い」の1つ目の意味は、何かを惜しむという気持ちです。
「まだ使えるのに勿体無い」といったように使われた時には、こちらの意味だと考えていいでしょう。
もう1つの意味は、遠慮の為の表現で、「自分にはそれは勿体無い」などと使った時がそちらの解釈だと考えてください。
- 「勿体無い」の読み方
- 「勿体無い」の成り立ち
「勿体無い」の読み方
「勿体無い」の読み方は、「もったいない」になります。
最初に紹介した方の意味のまま、海外でも“MOTTAINAI”とローマ字表記にして使われている言葉です。
その海外では、まだ使えるものに対して用いられる言葉で、「物を大切にしよう」という意味から使われています。
「勿体無い」の成り立ち
この言葉の「勿体」とは、元は仏教用語の「物体」です。
普通に「ぶったい」と読める通り、「物の形」という意味で使われ、そこから「勿体」と変化して、偉そうな態度という意味で用いられるようになりました。
その意味では、「勿体をつけるな」という使い方が有名で、意味は偉そうにするなとなります。
実際には偉そうというよりも、わざとはっきりと表現しないような人に対して使う表現ですが、「勿体無い」はこちらの意味からではなく、元の「物体」の「物の形」という意味から、何かを惜しむこととして使われています。
「勿体無い」の表現の使い方
先に挙げたように、この「勿体無い」は何かを惜しむ様子、もしくは遠慮の表現として用いられます。
後者の意味で使われる時には、そうと言っているだけのことも多いと考えていいかも知れません。
そのまま何かを貰ったり、受けるのは失礼という理由からです。
「勿体無い」を使った例文と意味を解釈
「勿体無い」を使った例文と、その意味の解釈です。
2つの意味の両方で使っている例を挙げていきます。
- 「勿体無い」を使った例文1
- 「勿体無い」を使った例文2
「勿体無い」を使った例文1
「修理もせずに捨ててしまうのはさすがに勿体無いだろう」
捨ててしまうより、まずは修理をするのが先だろうと言っている使い方です。
基本的には正しい意見に見えますが、中には修理するよりも新しい物を購入した方が安上がり(且つ、新しい物になる)ということもある為、ケースバイケースだと言えるでしょう。
「勿体無い」を使った例文2
「そんな肩書きは私には勿体無いです」
役職などの肩書きを貰う際に、遠慮の意味から使っている例です。
しかし、そうとは言いながら、決して断っている訳でもないところがポイントです。
「勿体無い」の類語や類義語
「勿体無い」の類語や類義語を紹介します。
遠慮の意味でのみ使える類語になります。
- 「恐れ多い」【おそれおおい】
「恐れ多い」【おそれおおい】
「自分には勿体無い」は、この言葉を使って「自分には恐れ多い」と言い換えることができます。
そして、本当に断っている訳ではないという点も「勿体無い」と同様のニュアンスになります。
「勿体無い」は、このような2つの意味のある言葉だと覚えておきましょう。
海外では、惜しむ様子でのみ使っていると考えていいでしょう。