「目に余る」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
この「目に余る」は、不快な気持ちの表現だと考えていいでしょう。
目次
- 「目に余る」とは?
- 「目に余る」の表現の使い方
- 「目に余る」を使った例文と意味を解釈
- 「目に余る」の類語や類義語
「目に余る」とは?
「目に余る」とは、対象となる言動が許容できる範囲を超えているという意味で使う言葉です。
「あいつの行動は目に余る」とした場合には、その人の行動が許可できる(許せる)範囲を超えていると言っているのと同じになります。
「見過ごすことができない」と言い換えると分かりやすく、若者風に言えば「はしゃぎ過ぎ」とも表現できます。
- 「目に余る」の読み方
「目に余る」の読み方
「目に余る」の読み方は、「めにあまる」になります。
「目」が許容できる範囲で、それに「余る」ほどの言動だと解釈してください。
上では行動を例に挙げましたが、発言だったり、画策した内容などが許せる範囲ではないと思った時に使う表現です。
「目に余る」の表現の使い方
「目に余る」の表現の使い方を紹介します。
この言葉はここまでに挙げてきた意味以外に、「一目では見渡せない」といった意味で使われることもあります。
使い方としてあまり多くはありませんが、「目に余るほどの動物の群れを見た」のように用いた時にそのように解釈し、このような使い方では「目」は「一目」のことで、それで見るに「余る」ほどだという意味になります。
「目に余る」を使った例文と意味を解釈
「目に余る」を使った例文と、その意味の解釈です。
両方の意味で使っている例を挙げていきますが、見渡せないの方の意味ではあまり使われることはない為、そのような意味もあると覚えておく程度で構いません。
- 「目に余る」を使った例文1
- 「目に余る」を使った例文2
「目に余る」を使った例文1
「これだけ好き放題にされると、さすがに目に余る」
好き放題に何かが行われたことに対し、さすがに許容できる範囲を超えていると使っています。
この「目に余る」ことが起こった為、その後に何かの対策などが必要になることも多いです。
「目に余る」を使った例文2
「目に余るほどの雄大な景色を満喫できた」
一目では収まりきらないほどの雄大な景色を楽しめたと言っている例になります。
最近ではすぐに写真を撮る人も多いですが、そのような景色は自分の目で楽しんでこそだと言えるでしょう。
「目に余る」の類語や類義語
「目に余る」の類語や類義語を紹介します。
どちらも似た意味の言葉ですが、多少ニュアンスが異なります。
- 「容認できない」【ようにんできない】
- 「論外」【ろんがい】
「容認できない」【ようにんできない】
「目に余る」の意味そのままの言葉に見えますが、それより少し柔らかい表現です。
ビジネスで使われることが多く、「その提案はさすがに容認できない」などとよく用いられます。
「論外」【ろんがい】
「許し難い」という意味で使う言葉で、こちらは逆に、「目に余る」より厳しい表現になります。
「あんな行動は論外だ」とすると、許し難い行動だと言っているのと同じです。
「目に余る」とまで言われる言動はとらないに限ります。
ただし、本人としてはそうとは(そこまでとは)思っていないこともある為、使った人の主観にも左右される言葉だと言えるでしょう。