「見切りをつける」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
日常会話で「見切りをつける」という言葉が使われることがあります。
一体どの様な意味なのか、類語や例文なども併せて紹介します。
目次
- 「見切りをつける」とは?意味
- 「見切りをつける」の表現の使い方
- 「見切りをつける」を使った例文と意味を解釈
- 「見切りをつける」の類語や類義語
「見切りをつける」とは?意味
「見切りをつける」の意味は、「ものごとに対して見込みがないと判断して諦めること」です。
現在手掛けているものごとに問題やトラブルが起こり、それが解決しそうにもなく、このまま続けていても仕方がないので中止することを言います。
無理なことは早く諦めて、ムダや損失を防ごうとする時の表現です。
- 「見切りをつける」の読み方
- 「見切りを付ける」を分解して解釈
「見切りをつける」の読み方
「見切りをつける」の読み方は、「みきりをつける」になります。
「見切りを付ける」と書くこともあります。
「見切りを付ける」を分解して解釈
「見切りをつける」は「見切り+を(助詞)+つける」で成り立っています。
「見切り」は「見切る」の名詞形で「見る」+「切る」の複合語で「見ることを切る」=「見限る」という意味です。
「付ける」は「解決させる」「落ち着かせる」という意味があります。
これらの言葉が組み合さり「ものごとを見てやめることで解決させる」から「見込みがないと判断して諦める」という意味で使われる様になりました。
「見切りをつける」の表現の使い方
「見切りをつける」の表現の使い方を紹介します。
- 文法的な使い方
- 人を見捨てるという意味で使う
文法的な使い方
「見切りをつける」は動詞を伴った言葉ですので、文章にそのまま使えます。
副詞として使う時には「見切りをつけて」となり、形容詞として使う時には「見切りのついた」になります。
受け身形として「見切りをつけられた」と使うこともあります。
人を見捨てるという意味で使う
人に対して「見切りをつける」と使う時には、その人を「見捨てる」「もう必要ないと判断する」という意味で使います。
その人との縁を切る決断をしたことを表しています。
「見切りをつける」を使った例文と意味を解釈
「見切りをつける」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「見切りをつける」を使った例文1
- 「見切りをつける」を使った例文2
「見切りをつける」を使った例文1
「何度も試しても起動しないPCに見切りをつけた」
PCの調子が悪くなり、何度電源を入れ直しても起動しなくなりました。
このままでは仕事に影響が出ると思い、諦めて新しいPCを購入することを決めたことを表しています。
「見切りをつける」を使った例文2
「これ以上付き合っても結婚できないと思い、彼に見切りをつけた」
長い間付き合っていたのですが、彼氏に結婚するつもりがないと判断して、別れることを決意しました。
「見切りをつける」の類語や類義語
「見切りをつける」の類語や類義語を紹介します。
- 「踏ん切りをつける」【ふんぎりをつける】
- 「断念する」【だんねんする】
「踏ん切りをつける」【ふんぎりをつける】
「思い切って決断すること」という意味で、「踏ん切り」は「踏み切り」が変化した形です。
「断念する」【だんねんする】
「仕方ないと思ってきっぱりと諦めること」という意味です。
「見切りをつける」は「ものごとに対して見込みがないと判断して諦めること」です。
きっぱりと諦めて次に進む時につかいましょう。