「蜘蛛の子を散らす」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
「蜘蛛の子を散らす」という言葉の意味や使い方を紹介します。
さらに「蜘蛛の子を散らす」という言葉を使った例文や、「蜘蛛の子を散らす」の類語を紹介して行きます。
目次
- 「蜘蛛の子を散らす」とは?意味
- 「蜘蛛の子を散らす」の表現の使い方
- 「蜘蛛の子を散らす」を使った例文や短文など
- 「蜘蛛の子を散らす」の類語や類義語・言い換え
「蜘蛛の子を散らす」とは?意味
「蜘蛛の子を散らす」には、「大勢集団が無秩序にバラバラになって逃げて行くこと」という意味があります。
蜘蛛の子の入っている袋を破ると、蜘蛛の子が散り散りに逃げて行く様子から、「蜘蛛の子を散らす」という言葉が生まれています。
- 「蜘蛛の子を散らす」の読み方
「蜘蛛の子を散らす」の読み方
「蜘蛛の子を散らす」の読み方は、「くものこをちらす」になります。
「蜘蛛の子を散らす」の表現の使い方
「蜘蛛の子を散らす」の表現の使い方を紹介します。
「蜘蛛の子を散らす」には、「大勢集団が無秩序にバラバラになって逃げて行くこと」という意味があります。
そのため、大勢の人や何かが、散り散りになって逃げて行く様子を見た時、「蜘蛛の子を散らす」という言葉を使ってみましょう。
例えば、SF映画で、宇宙人が上空の宇宙船から熱線などを地上に放った時、地上にいる大勢の人間が、四方八方に逃げて行きます。
あのような人の動きを、「蜘蛛の子を散らす」と言います。
このように、大勢の人や動物などが、散り散りに逃げる様子を見た時、「蜘蛛の子を散らす」という言葉を使ってみましょう。
「蜘蛛の子を散らす」を使った例文や短文など
「蜘蛛の子を散らす」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「蜘蛛の子を散らす」を使った例文1
- 「蜘蛛の子を散らす」を使った例文2
「蜘蛛の子を散らす」を使った例文1
「生活指導の先生の姿が見えると、居残っていた生徒たちが『蜘蛛の子を散らす』ように逃げた」
この例文は、学校の放課後における一コマになります。
生活指導の怖い先生の姿が見えた時、教室や校庭に居残っていた大勢の生徒が、散り散りに学校を出て行きます。
もしみつかったら、怒鳴られるかもしれないためです。
このように、大勢の生徒が、散り散りに逃げる様子を「蜘蛛の子を散らす」という言葉で表現できます。
「蜘蛛の子を散らす」を使った例文2
「大型の戦車が登場したのを見て、敵兵が『蜘蛛の子を散らす』ように自陣に戻る」
この例文は、戦争の一場面になります。
大型の戦車を見て、大砲で撃たれたら大変だと思い、敵兵が散り散りに逃げて行く様子を文章にしたものです。
「蜘蛛の子を散らす」の類語や類義語・言い換え
「蜘蛛の子を散らす」の類語や類似を紹介します。
- 「四散」【しさん】
- 「総崩れ」【そうくずれ】
「四散」【しさん】
「四散」には、「物・人が四方(しほう)に散らばって、ちりぢりになること」という意味があります。
「グループが四散する」という時は、グループ内の仲たがいなどが原因で、ちりぢりになってしまうという意味があります。
「総崩れ」【そうくずれ】
「総崩れ」には「全体が総崩れること」という意味があります。
また「隊形や陣形が完全に乱れること」「競技で全員が敗れること」という意味があります。
「会社が総崩れになる」「○○軍が、総崩れになる」などという使い方をします。
「蜘蛛の子を散らす」という言葉について見てきました。
大勢の人や生き物などが、散り散りに逃げる様子を見た時に、「蜘蛛の子を散らす」と言う言葉を使ってみましょう。