「腰を据える」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
日常会話で「腰を据える」という言葉を使うことがあります。
一体どの様な意味なのか、由来や使い方なども併せて紹介します。
目次
- 「腰を据える」とは?意味
- 「腰を据える」の表現の使い方
- 「腰を据える」を使った例文と意味を解釈
- 「腰を据える」の類語や類義語
「腰を据える」とは?意味
「腰を据える」には以下の3つの意味があります。
1つ目は「腰を下げて重心を低くすること」という意味で、これにより安定した体勢が保てます。
2つ目は「落ち着いて物事に集中する」という意味で、精神的に安定している状態です。
3つ目は「1箇所に落ち着く」という意味で、場所が安定していることを表します。
- 「腰を据える」の読み方
- 「腰を据える」の由来
「腰を据える」の読み方
「腰を据える」の読み方は、「こしをすえる」になります。
「据える」の読み方が難しいので平仮名表記にすることもあります。
「腰を据える」の由来
「腰を据える」は慣用句で、元々は腰を下ろして重心を低く下げた姿勢を表していました。
「腰」というのは人が動く時に身体の中心になる部位であり、「要」という文字が使われています。
「据える」は「ものをある場所に固定する」「心を留まらせる」という意味があります。
「腰を据える」は、「身体の中心となる部分をしっかりと固定する」という意味から「落ち着いて集中する」「1箇所に落ち着く」という意味に変化していったのです。
「腰を据える」の表現の使い方
「腰を据える」の表現の使い方を紹介します。
- 文法的な使い方
- 自分にも人にも使える
文法的な使い方
「腰を据える」は動詞を伴った言葉ですので、文末にそのまま使えます。
副詞として使う時には「腰を据えて」になり、形容詞として使う時には「腰を据えた〇〇」になります。
自分にも人にも使える
「腰を据える」は精神的、場所的に「安定している様子」を表します。
自分の状態だけではなく、他人のことに対しても使われます。
「腰を据える」を使った例文と意味を解釈
「腰を据える」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「腰を据える」を使った例文1
- 「腰を据える」を使った例文2
「腰を据える」を使った例文1
「しばらく腰を据えて資格の勉強に集中しよう」
資格取得の為に勉強をしていて、試験の時期が近くなっている時期なので集中したい気持ちを表しています。
「腰を据える」を使った例文2
「この地に腰を据えて一軒家を買うことにした」
今迄様々な地域を転々としていましたが、その場所が気に入り、とうとうマイホームを購入して住み続けることにしたことを表しています。
「腰を据える」の類語や類義語
「腰を据える」の類語や類義語を紹介します。
- 「身が入る」【みがはいる】
- 「根を下ろす」【ねをおろす】
「身が入る」【みがはいる】
「一生懸命ものごとに打ち込むこと」という意味で、「物事に集中する」という意味の類語です。
「根を下ろす」【ねをおろす】
「しっかりとその位置に定着する」という意味で、「1箇所に落ち着く」という意味の類語です。
「腰を据える」は「腰を下げて重心を低くすること」「落ち着いて物事に集中する」「1箇所に落ち着く」という3つの意味があります。
それぞれのシーンで使い分けられる様になりましょう。