「正論を振りかざす」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
「正論を振りかざす」という表現は「正論を振りかざすばかりの人は、人間関係のトラブルが多くなってきます」といった文章で使われていますが、この慣用句にはどのような意味があるのでしょうか?
「正論を振りかざす」の「意味・使い方・例文と解釈・類義語」などを詳しく解説していきます。
目次
- 「正論を振りかざす」とは?意味
- 「正論を振りかざす」の表現の使い方
- 「正論を振りかざす」を使った例文と意味を解釈
- 「正論を振りかざす」の類語や類義語
「正論を振りかざす」とは?意味
「正論を振りかざす」という表現は、「正面から反論(反対)しづらいような、いかにも正しい意見・主張をことさらに顕示すること」を意味しています。
「正論を振りかざす」というのは、「現実的な可能性やその人の事情・理由などを無視して、ただ正しいだけの主義主張を繰り返すこと」を意味している表現なのです。
- 「正論を振りかざす」の読み方
「正論を振りかざす」の読み方
「正論を振りかざす」の読み方は、「せいろんをふりかざす」になります。
「正論を振りかざす」の表現の使い方
「正論を振りかざす」の表現の使い方を紹介します。
「正論を振りかざす」という表現は、「相手の事情・都合や実現可能性を無視して、道義的・倫理的に正しい主張をことさらに顕示する場合」に使うという使い方になります。
例えば、「彼はいつも正論を振りかざして、社会的弱者を救済しなくても良いと主張していました」といった文章で使えます。
「正論を振りかざす」を使った例文と意味を解釈
「正論を振りかざす」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「正論を振りかざす」を使った例文1
- 「正論を振りかざす」を使った例文2
「正論を振りかざす」を使った例文1
「正論を振りかざすばかりで人の気持ちを顧みない人は、結局最後には孤独になることが多いのです」
この「正論を振りかざす」を使った例文は、「反対しづらい正しい意見をことさらに顕示して、人の気持ちを軽視する人」という意味を持つ文脈で、「正論を振りかざす」という表現を使っています。
「正論を振りかざす」を使った例文2
「彼女は妥協のない正論を振りかざすことで、自分の今までの生き方や選択が正しかったことを証明したかったのです」
この「正論を振りかざす」を使った例文は、「正論を振りかざす」の表現を、「妥協することなく道義的・倫理的に正しいだけの主張を繰り返す」といった意味合いで使用しています。
「正論を振りかざす」の類語や類義語
「正論を振りかざす」の類語・類義語を紹介して、その意味を説明していきます。
- 「正しい意見を盾に追い詰める」【ただしいいけんをたてにおいつめる】
- 「優等生的な理想論を唱える」【ゆうとうせいてきなりそうろんをとなえる】
「正しい意見を盾に追い詰める」【ただしいいけんをたてにおいつめる】
「正論を振りかざす」という表現は、「道理・倫理において正しい意見を根拠にして、相手を追い詰めようとすること」を示唆しています。
その意味合いから、「正論を振りかざす」とほとんど同じ意味を持つ類語(シソーラス)として、「正しい意見を盾に追い詰める」の表現を上げられます。
「優等生的な理想論を唱える」【ゆうとうせいてきなりそうろんをとなえる】
「正論を振りかざす」という表現は、「実現可能性を無視した理想論ばかりを唱えること」や「ただ模範解答に近いだけの優等生的な主張を繰り返すこと」を意味しています。
この意味合いから、「正論を振りかざす」と近しい似た意味を持つ類義語として、「優等生的な理想論を唱える」という表現を指摘できます。
この記事で解説した「正論を振りかざす」の表現には、「反論(反対)しづらいようないかにも正しい意見・主張をことさらに顕示すること」などの意味があります。
「正論を振りかざす」の類語・類義語として、「正しい意見を盾に追い詰める」「優等生的な理想論を唱える」などがあります。
「正論を振りかざす」という言葉について詳しく調べたい時は、この記事を参考にしてみて下さい。