「後押し」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
この「後押し」は、本来の物理的な意味での使い方以外の方が有名です。
目次
- 「後押し」とは?
- 「後押し」の表現の使い方
- 「後押し」を使った例文と意味を解釈
- 「後押し」の類語や類義語
「後押し」とは?
「後押し」とは、本来はそのまま何かを後ろから押すことです。
例えば、タイヤの付いた荷台を1人で押している時に「誰か後押ししてくれ」と物理的な助力が欲しいと使います。
そこから転じて、実際には立場や権力による援助、または賛同が欲しいといった意味で使われることがほとんどの言葉となっています。
言葉こそ「後押し」ですが、その場合の意味からすると「後推し」という解釈だと考えていいでしょう。
- 「後押し」の読み方
「後押し」の読み方
「後押し」の読み方は、「あとおし」になります。
上で「後推し」と書きましたが、そのような言葉はないので注意してください。
現実的にその意味で使うことがほとんどの言葉ですが、それでも言葉としては「後押し」と表記します。
「後押し」の表現の使い方
「後押し」の表現の使い方を紹介します。
この言葉は、「この提案を是非後押ししていただきたい」などという使い方になります。
この場合には、その提案に是非賛同して欲しいとなり、意見や主張を通す為の協力が欲しい時に使う言葉です。
逆に人から求められた時には、そのような協力が欲しいと言われていると考えてください。
ただし、単なる協力者に対しては「後押し」とはあまり使わず、それなりの立場や権力などがある人が対象になることが多いです。
その為、「今回は部長の後押しがあるので安心だ」のような用い方がメインになります。
「後押し」を使った例文と意味を解釈
「後押し」を使った例文と、その意味の解釈です。
物理的な意味で使っているものは(まず見聞きしない為)挙げません。
- 「後押し」を使った例文1
- 「後押し」を使った例文2
「後押し」を使った例文1
「主任の俺が後押ししたくらいでは無理だろう」
主任という立場で推したくらいではそれは無理だと使っています。
この「推す」ことだと覚えておくと分かりやすい言葉です。
「後押し」を使った例文2
「誰の後押しもなく、よく主張を通せたものだと感心した」
誰に協力してもらうこともなく主張を通せたことに感心した模様です。
一人だけで頑張らずに誰かに頼るということも大切ですが、時にはこのように一人だけで頑張ってもいいでしょう。
「後押し」の類語や類義語
「後押し」の類語や類義語を紹介します。
物理的な意味は考慮していません。
- 「後援」【こうえん】
「後援」【こうえん】
「後押し」は、この「後援」ととても近い言葉です。
人(の立場や権力)による援助のことで、「後押ししてくれる人が欲しい」は、「後援者が欲しい」とよく似た意味になります。
そのような人に対して「後援者」(こうえんしゃ)と使っているのを日常からよく見聞きように、こちらもこの意味ではよく使われる言葉です。
この「後押し」は、実際には上の「後援」の意味で使われることがほとんどの言葉だと覚えておいて構いません。
物理的な意味で使っている例は現実的にはまず見聞きすることはないでしょう。