「痺れを切らす」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
日常会話で「痺れを切らす」という言葉を耳にすることがあります。
一体どの様な意味なのか、語源や例文なども併せて紹介します。
目次
- 「痺れを切らす」とは?意味
- 「痺れを切らす」の表現の使い方
- 「痺れを切らす」を使った例文と意味を解釈
- 「痺れを切らす」の類語や類義語
「痺れを切らす」とは?意味
「痺れを切らす」の意味は「あまりに長時間待たされて我慢できなくなること」です。
焦っている時ややりたいことがある時に、自分から行動できない状態が続き、我慢していたもののそれがとうとう限界に達することを言います。
- 「痺れを切らす」の読み方
- 「痺れを切らす」の由来
「痺れを切らす」の読み方
「痺れを切らす」の読み方は、「しびれをきらす」になります。
「痺れ」という漢字が難しいので「しびれを切らす」と平仮名表記にすることもあります。
「痺れを切らす」の由来
「痺れを切らす」は慣用句で、長時間座っていた時の状態に由来しています。
長時間正座していると、足がしびれて感覚がなくなってきます。
その為に我慢する気持ちが切れてしまい、動こうとすることを表しています。
ただ「痺れる」だけではなく「痺れを切らす」となっているのは「それまでの気持ちが途切れる」という意味を含んでいるのです。
ここから「待たされ過ぎて我慢できなくなること」という意味で使われる様になりました。
「痺れを切らす」の表現の使い方
「痺れを切らす」の表現の使い方を紹介します。
- 文法的な使い方
- その後に何かしらの行動を取ることを意味する
文法的な使い方
「痺れを切らす」は動詞を含んだ慣用句なので、文末にそのまま使えます。
より表現力を豊かにする為に副詞として「痺れを切らして~」と使うことが多くなります。
形容詞として使う時には「痺れを切らした〇〇」となります。
その後に何かしらの行動を取ることを意味する
「痺れを切らす」は「我慢できなくなること」という意味ですので、その後に本人が何かしらの行動を起こす時に使われます。
「痺れを切らす」だけでは意味が中途半端で、その結果どうしたのかという文章が必要になります。
「痺れを切らす」を使った例文と意味を解釈
「痺れを切らす」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「痺れを切らす」を使った例文1
- 「痺れを切らす」を使った例文2
「痺れを切らす」を使った例文1
「デートに30分遅れたので、彼女は痺れを切らして帰ってしまった」
デートに30分遅れて運悪く連絡ができないうちに、彼女が我慢できなくなり帰ってしまったことを表しています。
「痺れを切らす」を使った例文2
「痺れを切らしてこちらから催促の電話をした」
相手から折り返し返事があるとのことでしたが、いつまで経っても返事が来ないので、我慢できずにこちらからもう一度電話をしたことを表しています。
「痺れを切らす」の類語や類義語
「痺れを切らす」の類語や類義語を紹介します。
- 「矢も楯もたまらず」【やもたてもたまらず】
- 「居ても立っても居られず」【いてもたってもいられず】
「矢も楯もたまらず」【やもたてもたまらず】
「気持ちが焦ってじっとしていられないこと」という意味です。
「矢で攻めたり楯で防いだりしても、相手の勢いが止められないこと」に由来しています。
「居ても立っても居られず」【いてもたってもいられず】
「気持ちが焦ったり興奮したりして、落ち着いていられないこと」という意味です。
「痺れを切らす」は「あまりに長時間待たされて我慢できなくなること」という意味です。
もうこれ以上待てないと思った時に使いましょう。