「留まる」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
「留まる」は、2つの読み方のある言葉で、それによって意味が変わるので注意が必要です。
目次
- 「留まる」の2つの意味とは?
- 「留まる」の表現の使い方
- 「留まる」を使った例文と意味を解釈
- 「留まる」の類語や類義語
「留まる」の2つの意味とは?
「留まる」を解説するには、まず2つの読み方から説明しないといけません。
先のように、それによって意味が変わるからですが、どちらで読むのが正しいかはその場その場の判断になります。
どちらの意味で使っているかによって読み方が分かるという具合なので、意味から先に考える必要があります。
- 「留まる」の読み方と意味1
- 「留まる」の読み方と意味2
「留まる」の読み方と意味1
「留まる」の1つ目の読み方は、「とまる」です。
「目に留まる」(留まった)といった使われ方がいい例で、「興味をひく」(ひかれた)と同様の意味になり、これといった対象に関心が湧いたような時に用いられます。
「留まる」の読み方と意味2
2つ目の読み方は、「とどまる」です。
この読み方をした場合、その位置や場所、あるいは特定の範囲から動かなくなることの表現になります。
「霧が出てきたので、その場所で留まることにした」と使った場合、霧によってその場所から動けなくなった(動くと危ないと判断した)と解釈してください。
「留まる」の表現の使い方
「留まる」の表現の使い方を紹介します。
この言葉は先に意味から考えると書きましたが、その判断は特に難しくなく、使われ方からすぐに分かります。
それは、「留まる」を魅力のある(と思われる)対象に使っている時以外には、「とどまる」の方だと解釈できるからです。
ただし、1つだけ例外があり、この「留まる」を「止まる」の代用としても使う場合です。
この時には「とまる」と読み、「止まる」対象が比較的大きな場合に使われます。
「バスが留まる」のような使い方になりますが、あまり見聞きすることはないでしょう。
「留まる」を使った例文と意味を解釈
「留まる」を使った例文と、その意味の解釈です。
色々な使い方を挙げていきます。
- 「留まる」を使った例文1
- 「留まる」を使った例文2
- 「留まる」を使った例文3
「留まる」を使った例文1
「その件については、気に留めておく」
その件に関心をもっておく、よく覚えておくという意味で使っています。
よって、読み方は「とめておく」となります。
「留まる」を使った例文2
「留まっている場所が悪く、なかなか取り出せない」
この使い方は、「詰まっている」と言い換えても意味が通ります。
その場所が悪い為に、取り出すのが困難だと分かる使い方で、「とどまっている」と読んでください。
「留まる」を使った例文3
「タクシーが留まる場所を探さないといけない」
「止まる」の置き換えとして使っている例です。
バスの停留所にも「留」という漢字が使われているように、「止まる」対象によって使うことができる表現です。
「留まる」の類語や類義語
「留まる」の類語や類義語を紹介します。
主にいい意味でこの言葉が使われる際の置き換え表現になります。
- 「落ち着く」【おちつく】
「落ち着く」【おちつく】
「そのくらいの範囲で留まって(どとまって)いてくれれば助かる」のような使い方する場合に、「落ち着いていてくれれば」と言い換えることができます。
また、「そんな所で留まっている時間はない」といったような、いい意味以外の場合も置き換えられることがあります。
「留まる」は、意味から読み方を見分けるという、珍しい特徴のある言葉だと覚えておいてください。