「高潔」とは?意味や使い方!例文や解釈
「高潔」という言葉はどのような意味があり、使い方をするのかご存知でしょうか。
ここでは言葉の意味、使い方、例文などを詳しく解説しています。
では一緒に「高潔」という言葉の理解を深めていきましょう。
目次
- 「高潔」とは?
- 「高潔」の表現の使い方
- 「高潔」を使った言葉と意味を解釈
- 「高潔」を使った例文や短文など(意味を解釈)
- 「高潔」の反対語
- 「高潔」の類語や類義語・言い換え
- 「高潔」の英語と解釈
「高潔」とは?
「高潔」とは心が気高く、清らかであることを言います。
- 「高潔」の読み方
「高潔」の読み方
「高潔」とは「こうけつ」と読みます。
「高潔」の表現の使い方
「高潔」とは「心が気高くて、清らかである」という意味ですから、いい意味ですし、人柄を讃える、褒め言葉として使うこともできます。
「あなたの御父上は、高潔なお人柄でいらっしゃる」「社長は高潔な人格だから、社員から慕われている」「本当に高潔の士という言葉がぴったりの男性だ」などと使います。
「高潔」を使った言葉と意味を解釈
「高潔」を使った言葉や言い回しをいくつか紹介していきます。
意味の解釈もつけていますので、使い方の参考にしてみてください。
- 「高潔無比」
- 「高潔な人物」
- 「高潔な考え」
「高潔無比」
「高潔無比」とは「こうけつむひ」と読みます。
意味は他とは比べることができないほどに、品格が高く、清らかであるということになります。
「この海千山千の連中の中で、高潔無比といった彼女の存在はとても貴重だ」「彼女は高潔無比で僕のタイプなんだ」「母みたいに高潔無比な女性が、どうして父みたいな男をわざわざ選んだのだろうと子どもながらに思う」などと使います。
「高潔無比」とは褒め言葉として使えます。
「高潔な人物」
「高潔な人物」とは心が気高くて清らかであるということで、人格的に素晴らしい、素敵という人に使う言葉です。
「彼のような高潔な人物は、うちの会社では珍しいよ」「環境が悪くても彼のように高潔な人物は簡単には染まらないのだ」「昔は高潔な人物だったのに、すっかり変わってしまった」などと使います。
「高潔な考え」
「高潔な考え」とは、いい意味でのプライドがあり、清らかな考え方を言います。
つまり醜いこと、汚いこと、ずるいことはない、前向きで良い考えと解釈するとわかりやすいでしょう。
「あなたのような高潔な考えは理想ではあるが、現実には無理なんだ」「大変高潔な考えですが、賛成してくれる人はいるかどうか・・・」「彼女の高潔な考えに私はすっかり感動したよ」などと使います。
「高潔」を使った例文や短文など(意味を解釈)
それでは「高潔」を使った例文をいくつか紹介しましょう。
意味の解釈もつけていますので、使い方の参考にしてみてください。
- 「高潔」を使った例文1
- 「高潔」を使った例文2
「高潔」を使った例文1
「彼は高潔な人格とは言えないが、決して悪人ではない、ようするにどこにでもいる平凡なタイプだ」
「高潔」とは心が気高くて、清らかであることを言います。
理想的な人格ではありますが、世の中それほど多くいるとは言えないでしょう。
「高潔」を使った例文2
「彼女の高潔さに、口の悪い連中もさすがに何も言うことはできなかった」
「高潔さ」とは気高くて、清らかであるさまを言います。
凛としている、さわやかである、正しい行いをしているといった人の独特のオーラのようなものを感じさせることを「高潔さ」という言葉で表すことができるのです。
「高潔」の反対語
「高潔」の反対語とはどのような言葉になるのでしょうか。
明確な反対語がない場合は意味合いから当てはまる言葉を探してみましょう。
- 「卑劣」【ひれつ】
- 「低劣」【ていれつ】
「卑劣」【ひれつ】
「卑劣」とは性格、行動が卑しくて下劣であることを言います。
「何て卑劣なことをするのだ」「卑劣なやり方だ、頭にくるよ」「卑劣極まりない奴らだ」などと使います。
「低劣」【ていれつ】
「低劣」とは程度が低くて、価値がないもの、品がなくくだらないことを言います。
「こんな低劣なものをまた読んでいるのか」「あいつは、低劣な作品を量産しているだけさ」「低劣な輩」という風に使います。
「高潔」の類語や類義語・言い換え
言葉の意味が理解できましたところで、「高潔」の類語、似た言葉、言い換える言葉などもいくつか紹介します。
こちらの言葉も併せて覚えておくといいでしょう。
- 「無垢」【むく】
- 「高尚」【こうしょう】
- 「気高い」【けだかい】
- 「純潔」【じゅんけつ】
- 「ピュア」
「無垢」【むく】
「無垢」とは心身が汚れていない、うぶで世間に慣れていないことを言います。
「赤ちゃんは純真無垢な存在だ」「無垢な娘をずっと守ってあげたい」などと使います。
「高尚」【こうしょう】
「高尚」とは知性、品性の程度が高く、気高く立派であることを言います。
「高尚な話についていけない」「高尚な趣味は気疲れするよ」などと使います。
「気高い」【けだかい】
「気高い」とは品格が高くて、崇高であることを言います。
「気高い姿」「気高い人」という風に使います。
「純潔」【じゅんけつ】
「純潔」とは汚れがなく清らかであることを言います。
「純潔な精神」という風に使います。
「ピュア」
「ピュア」とは混じりけがなく、純粋であること、清純、「高潔」であることを言います。
「彼はピュアな人だから、嘘がつけないし、思ったことが顔に出てしまうんだよ」「彼女のピュアな人柄に僕はすっかり夢中になった」などと使います。
「高潔」の英語と解釈
「高潔」という言葉は英語ではどのように言い表すのでしょうか。
英語では“nobility”、“noble”という単語を使います。
例文は“a person of noble character”(高潔な人柄の人)、“I admire the nobility of his character”(彼の品性の高潔さに感服している)などとなります。
いかがでしたでしょうか。
「高潔」という言葉の意味、使い方、例文などまとめてお伝えしました。
それでは言葉の意味を正しく理解して使いこなしてください。