「見通し立たず」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
事故や災害のニュースを聞いていると「見通しが立たず」という言葉が使われることがあります。
一体どの様な意味なのか、類語や例文なども併せて紹介します。
目次
- 「見通しが立たず」とは?意味
- 「見通しが立たず」の表現の使い方
- 「見通しが立たず」を使った例文と意味を解釈
- 「見通しが立たず」の類語や類義語
「見通しが立たず」とは?意味
「見通しが立たず」との意味は「これから先のことの予測がつかないこと」です。
何かやらなければならないことがあったり、今迄うまくいっていたものが中断してしまい、元通りの状態に戻したいと思ったりした時に、現在の状態が悪くていつ行動できる様になるのか分からないことを言います。
事故や災害などで交通機関がストップした時には、破損した箇所を修理して、更にしっかりと点検しないと運行を再開できません。
非常に複雑な作業を必要としていて「何時に終わる」と言い切れない状態を表します。
- 「見通しが立たず」の読み方
- 「見通しが立たず」を分解して解釈
「見通しが立たず」の読み方
「見通しが立たず」の読み方は、「みとおしがたたず」になります。
シンプルな漢字ばかりですので覚えておきましょう。
「見通しが立たず」を分解して解釈
「見通しが立たず」は「見通し+が(助詞)+立たず」で成り立っています。
「見通し」とは「遠くまでさえぎられずに見えること」「(お見通しとして)人の心を見抜くこと」「ものごとの将来を予測すること」という意味があります。
「立たず」は動詞「立つ」の否定形で文語調の言い回しになり、「目標や予定などが定まらないこと」という意味です。
これらの言葉が組み合わさり「ものごとの将来の予想が定まらないこと」という意味で使われています。
「見通しが立たず」の表現の使い方
「見通しが立たず」の表現の使い方を紹介します。
- 文法的な使い方
- 結論が必要な言葉
文法的な使い方
「見通しが立たず」は動詞が含まれているので文末にそのまま使えて、副詞としても使えます。
使いにくい時には「見通しが立たない」と言い換えると良いでしょう。
結論が必要な言葉
「見通しが立たず」は「先のことが分らない状態」であり、その後どうするのか結論が必要とされます。
ビジネスで使う時には、代替案やどうするべきかなどの結論をきちんと整理してからにしましょう。
「見通しが立たず」を使った例文と意味を解釈
「見通しが立たず」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「見通しが立たず」を使った例文1
- 「見通しが立たず」を使った例文2
「見通しが立たず」を使った例文1
「電車が人身事故で止まってしまい復旧の見通しが立たずにいる」
通勤途中で人身事故が発生してしまい、いつ運転再開するか分らず出社できない時の表現です。
「見通しが立たず」を使った例文2
「仕事が多すぎていつ終わるか見通しが立たず、途方に暮れている」
仕事のボリュームが多すぎていつ終わるのか予想もできず、困っている状態です。
「見通しが立たず」の類語や類義語
「見通しが立たず」の類語や類義語を紹介します。
- 「目処が立たず」【めどがたたず】
- 「五里霧中」【ごりむちゅう】
「目処が立たず」【めどがたたず】
「いつ目標を達成できるという見込みない状態」という意味です。
「五里霧中」【ごりむちゅう】
「ものごとの方針や見込みが立たずに途方に暮れること」という意味です。
「見通しが立たず」は「これから先のことの予測がつかないこと」という意味です。
ビジネスでやるべきことが出来ない時に使ってみましょう。