「粗探し」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
この「粗探し」は、悪い意味だと思われることも多い言葉ですが、決してそうでもありません。
目次
- 「粗探し」とは?
- 「粗探し」の表現の使い方
- 「粗探し」を使った例文と意味を解釈
- 「粗探し」の類語や類義語
「粗探し」とは?
「粗探し」とは、徹底的に欠点や間違いを探すことです。
その為、悪い意味で使われることも多い言葉ですが、それが(正しい意味で)必要だというシチュエーションも中にあるものです。
例えば、何かの疑いをかけられた人がこの「粗探し」された結果、その嫌疑が固まったといったような使い方がそのいい例になります。
- 「粗探し」の読み方
「粗探し」の読み方
「粗探し」の読み方は、「あらさがし」になります。
「粗」は間違いや雑な部分という意味で使う漢字で、読み方を考えるのは簡単な言葉ながら、逆の場合に「荒探し」としないように注意してください。
パソコンやスマホでの変換では、この「荒探し」と出てくることはないでしょうが、筆記の際にはつい間違えてしまうことが考えられるので気を付けてください。
また、「粗捜し」としても意味は一緒で、こちらの表記も普通に「粗探し」と同様に使うことができます(本稿では「粗探し」で統一しています)。
「粗探し」の表現の使い方
「粗探し」の表現の使い方を紹介します。
欠点や間違いを探すという意味の言葉の為、「粗探ししたところ、こんなよい部分が見付かった」などと使うことはありません。
「細かい部分まで探す」という意味ではない為、そのように使わないように注意してください。
「粗探し」を使った例文と意味を解釈
「粗探し」を使った例文と、その意味の解釈です。
いい意味で用いている例文も挙げていきます。
- 「粗探し」を使った例文1
- 「粗探し」を使った例文2
「粗探し」を使った例文1
「あいつはすぐに人の粗探しをする嫌な奴だ」
このような人の欠点や間違いを探すのが好きな人も中には居るものですが、例文のように嫌な人間だと思われてしまうことが多いのは言うまでもありません。
「粗探し」を使った例文2
「脱税の疑いがある人や会社は、徹底的に粗探しされるそうだ」
脱税の証拠の見付ける為に行われる「粗探し」と使っている為、何も悪い意味はありません。
逆に言えば、こういった使い方以外では、ほとんどの場合で悪い意味になると考えていいかも知れません。
「粗探し」の類語や類義語
「粗探し」の類語や類義語を紹介します。
ほとんど同じ意味の言葉ですが、実際にはこちらの方が意味が強調されることが多いです。
- 「重箱の隅をつつく」【じゅうばこのすみをつつく】
「重箱の隅をつつく」【じゅうばこのすみをつつく】
くまなく探すという意味で使われる言葉で、「粗探しなくてはいけなくなった」は、「重箱の隅までつつくことになった」と言い換えられます。
そして、この言葉また、欠点や間違いを見付けるという意味で使います。
慣用句に該当する表現なので、先のように使うだけでそれなりに意味の強調になると考えていいでしょう。
「粗探し」は、必要に応じて行われるものです。
例文の脱税の件のように、そこまでしないといけないという場合には、決して悪い意味にはなりません。