「全て」とは?意味や使い方!例文や解釈
「全て」という言葉の意味や使い方を紹介します。
さらに「全て」という言葉を使った例文や、「全て」の類語を紹介して行きます。
目次
- 「全て」とは?
- 「全て」の表現の使い方
- 「全て」を使った言葉と意味を解釈
- 「全て」を使った例文や短文など
- 「全て」の反対語
- 「全て」の類語や類義語・言い換え
- 「全て」の英語と解釈
「全て」とは?
「全て」には、「どれもこれも、全部」という意味があります。
「全ての人」という言葉には、「どれもこれも、全部の人」という意味になります。
- 「全て」の読み方
「全て」の読み方
「全て」の読み方は、「すべて」になります。
「ぜんて」などと読み間違えないようにしましょう。
また「全て」という言葉は、「凡て」という漢字表記を使うことがあります。
「凡て」という文字を見かけた時も、「すべて」と読み、「全て」と同じ意味で使うということを知っておきましょう。
「全て」の表現の使い方
続いて「全て」の表現の使い方を紹介します。
「全て」という言葉には、「どれもこれも全部」という意味があります。
そのため、その場にある物や、範囲内にある物のうち、全部だという時に、使ってみましょう。
例えば、日本国民の中の、全部の人という時、「全ての国民」などと「全て」という言葉を使います。
また、段ボールの中のりんごの、どれもこれも全部について話す時、「段ボールの中の、全てのりんご」などと「全て」という言葉を使ってみましょう。
「全て」を使った言葉と意味を解釈
「全て」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「全ての人間」【すべてのにんげん】
- 「全ての作品」【すべてのさくひん】
- 「全ての国」【すべてのくに】
- 「ほぼ全て」【ほぼすべて】
- 「他の全て」【ほかのすべて】
「全ての人間」【すべてのにんげん】
「全ての人間」という言葉には、地球上にいる人間、全員という意味があります。
このように、「全ての人間」と、特に制限を付けずに言う時は、存在する全部の人間という意味になります。
「平和を願う、全ての人間」などと、制限を付けると、平和を願う全部の人間という意味になります。
「全ての作品」【すべてのさくひん】
「全ての作品」には、「作品のどれもこれも、全部」という意味があります。
例えば絵についての話をしている時に、「全ての作品」と言ったら、描かれた絵、全部を指します。
また応募作のように、制限された状況下で、「全ての作品」という言葉を使った場合は、「応募された全ての作品」という言い方になり、応募作、全部という意味になります。
「全ての国」【すべてのくに】
「全ての国」には、「地球上にある全部の国」という意味があります。
もしSF作品のように、地球以外にも人間が存在する星があり、その星に国がある場合は、宇宙にある全部の国という意味になります。
「ほぼ全て」【ほぼすべて】
「ほぼ全て」の「ほぼ」には「全部、あるいは完全ではないが、それに近い状態」という意味があります。
そのため、「ほぼ全て」には、「全部ではないが、それに近い状態」という意味があります。
目の前にある物や、話したい物事が、全部ではないが、それに近い状態の時に、「ほぼ全て」という言葉を使ってみましょう。
「他の全て」【ほかのすべて】
「他の全て」という言葉には、「それ以外の、全部」という意味があります。
例えば、「ラーメンの、他の全ての料理」という言葉には、ラーメン以外の、全部の料理という意味があります。
「全て」を使った例文や短文など
次に「全て」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「全て」を使った例文1
- 「全て」を使った例文2
「全て」を使った例文1
「『全て』の仕事を一人でするのは、難しい」
この例文は、目の前にある仕事の、どれもこれも全部を、一人でするのは難しいという意味があります。
一人では仕事を終えられないと思った時は、上司に相談したり、同僚に手伝ってもらうといいでしょう。
このように、「全て」には、どれもこれも全部という意味があります。
「全て」を使った例文2
「君の思いは、『全て』理解している」
この例文に登場する人は、恋人の思いを、どれもこれも全部、理解していると思っているのかもしれません。
しかし超能力者でなければ、他人の全部の思いを理解するのは難しいため、思い込みと言えます。
このように、恋愛の場面でも「全て」という言葉を使ってみましょう。
「全て」の反対語
「全て」の反対語を紹介します。
- 「一部」【いちぶ】
- 「半分」【はんぶん】
「一部」【いちぶ】
「一部」という言葉には、「全体の中の、一部分」という意味があります。
「雑誌の一部」「仕事の一部」などという使い方をします。
「半分」【はんぶん】
「半分」には、「二つに等分したものの一つ」という意味があります。
「ケーキの半分」という言葉には、ケーキを二等分にしたものの、一つという意味があります。
「全て」の類語や類義語・言い換え
「全て」の類語や類似を紹介します。
- 「全部」【ぜんぶ】
- 「皆」【みんな】
- 「全面」【ぜんめん】
「全部」【ぜんぶ】
「全部」には、「ある物事の全て」という意味があります。
「全部の食べ物」「話の全部」などという使い方をします。
「皆」【みんな】
「皆」には、「残らず全部」という意味があります。
「皆、友達」という言葉には、「まとめて全部、友達」という意味があります。
「皆、大好き」という言葉には、「まとめて全部、大好き」という意味があります。
「全面」【ぜんめん】
「全面」という言葉には、「全ての方面」という意味があります。
「全面的に、支持をする」という言葉には、誰かの意見の全ての方面に対して、賛成したり、支持したりするという意味があります。
「全て」の英語と解釈
「全て」の英語を紹介し、その意味を解釈して行きます。
「全て」を英語にすると、“all”(オール)になります。
“all”には「全部」という意味があります。
「オール」というカタカナ語でも知られているため、耳なじみがある英語のひとつかもしれません。
このように、「全て」を英語にする時は、“all”という言葉を使ってみましょう。
「全て」という言葉について、見てきました。
「全て」には、「どれもこれも、全部」という意味があります。
物事を見た時に、どれもこれも、全部だと感じた時、「全て」という言葉を使ってみましょう。