「全面」とは?意味や使い方!例文や解釈
「全面」という言葉の意味や使い方を紹介します。
さらに「全面」という言葉を使った例文や、「全面」の類語を紹介して行きます。
目次
- 「全面」とは?
- 「全面」の表現の使い方
- 「全面」を使った言葉と意味を解釈
- 「全面」を使った例文や短文など
- 「全面」の反対語
- 「全面」の類語や類義語・言い換え
- 「全面」の英語と解釈
「全面」とは?
「全面」には「全ての方面」という意味があります。
また新聞などの紙面で、1ページ全部のことを「全面」と呼ぶことがあります。
1ページ全てに広告を出すことを「全面広告」と呼びます。
- 「全面」の読み方
「全面」の読み方
「全面」の読み方は、「ぜんめん」になります。
「全面」の表現の使い方
「全面」の表現の使い方を紹介します。
「全面」には、「全ての方面」という意味があります。
そのため、全ての方面について言葉にしたい時、「全面」とい言葉を使ってみましょう。
例えば誰かの意見について、全ての方面で賛成だと感じることがあるかもしれません。
このような時は、「あなたの意見に、全面的に賛成する」などと「全面」という言葉を使ってみましょう。
「全面」を使った言葉と意味を解釈
「全面」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「全面対決」【全面対決】
- 「全面協力」【ぜんめんきょうりょく】
- 「全面撤退」【ぜんめんてったい】
- 「全面否定」【ぜんめんひてい】
- 「全面禁止」【ぜんめんきんし】
「全面対決」【全面対決】
「全面対決」という言葉には、「全方面的に対決する」という意味があります。
例えば、二つの学校があり、野球部やサッカー部だけが対決するのではなく、バレーボール部やバスケットボール部など全ての部活同士が対決する時、全ての方面で対決することになるため、「全面対決」になります。
「全面協力」【ぜんめんきょうりょく】
「全面協力」には「全方面で協力する」という意味があります。
一部ではなく、全ての方面で、協力するということになります。
例えば「イベントで全面協力」する時は、資金的な協力だけでなく、イベントに必要な人員を派遣したり、イベント会場を準備するなど、イベント開催のためのあらゆる方面で協力することになります。
「全面撤退」【ぜんめんてったい】
「全面撤退」は「すべての方面で撤退する」という意味になります。
例えば戦いの最中に、「全面撤退」を決めた場合は、戦闘中の全ての部隊が撤退することになります。
ある部隊を下げるのではなく、全ての部隊を戻らせる時、「全面撤退」になります。
アメリカでチェーン展開しているラーメン店が、一部のお店だけでなく、アメリカの店舗すべてを引き上げる時は、「アメリカから全面撤退する」などと言います。
「全面否定」【ぜんめんひてい】
「全面否定」には「全ての方面で否定する」という意味があります。
例えば不倫疑惑の記事が雑誌に掲載された時、不倫の事実そのものを否定する時、「全面否定」と言います。
不倫はしたものの、一度関係を持っただけだとか、恋心は抱いているが、男女の仲にはなっていないなど、一部を否定する時は、「一部否定」になります。
「全面禁止」【ぜんめんきんし】
「全面禁止」は「全ての方面で禁止する」という意味があります。
例えば、「ゲームセンターに行くのを全面禁止する」という時は、親とゲームセンターに行くのも、休日にゲームセンターに行くのも、全て禁止ということになります。
「全面」を使った例文や短文など
「全面」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「全面」を使った例文1
- 「全面」を使った例文2
「全面」を使った例文1
「彼はミスをしてしまったが、彼に『全面』的な責任を負わせるのはおかしい」
この例文は、男性がミスをしてしまったのは確かだが、その男性に全ての方面の責任を負わせるのはおかしいという意味があります。
例えば彼は仕事が忙しく時間外労働を繰り返していたとしたら、上司の仕事の振り方に問題があったかもしれません。
上司が彼の仕事をいくつか他の人に回していたら、彼はミスをしなかったかもしれません。
このように、すべての面で責任を負わせるという言い回しを「全面的に責任を負わせる」と言います。
「全面」を使った例文2
「飛来した宇宙人が、地球に『全面』戦争」を仕掛ける」
この例文はSF映画に登場しそうな場面になります。
巨大な宇宙船で地球に来た宇宙人が、地球に全ての方面で戦争を仕掛ける様子を文章にしたものです。
アメリカやヨーロッパ、南米やアジア、日本の政府に対して、戦いを仕掛け、「全面戦争」に発展します。
このように、一部の戦いではなく、全ての方面で戦う様子を「全面戦争」と言います。
「全面」の反対語
「全面」の反対語を紹介します。
- 「一部」【いちぶ】
- 「局部」【きょくぶ】
「一部」【いちぶ】
「一部」には、「一部分」という意味があります。
全体をいくつかに分けたものの、一部分を「一部」と言います。
「一部の人が、暴徒化する」「一部の人の意見ばかり聞く」などという使い方をします。
「局部」【きょくぶ】
「局部」には、「全体に対して、特定の一部」という意味があります。
「局部的な解決」という言葉には、特定の一部分だけ問題が解決するという意味があります。
「全面」の類語や類義語・言い換え
「全面」の類語や類似を紹介します。
- 「全部」【ぜんぶ】
- 「凡て」【すべて】
- 「皆」【みな】
「全部」【ぜんぶ】
「全部」には、「ある物事の全て」という意味があります。
「全部、君に任せる」には「ある物事を全て、君に任せる」という意味があります。
「凡て」【すべて】
「凡て」には、「どれもこれも全部」という意味があります。
「凡ての人」「凡ての野菜」などという使い方をします。
「皆」【みな】
「皆」には「全部残らず」という意味があります。
「皆まで聞くな」という言葉には、「全部残らず聞こうとするな」という意味があります。
「全面」の英語と解釈
「全面」の英語を紹介し、その意味を解釈して行きます。
「全面」を英語にすると、“full face”(フルフェイス)になります。
“full face”には「全面」「フルフェイス」という意味があります。
また“full scale”(フルスケール)にも「全面的」「全面」という意味があります。
このように「全面」を英語にしたい時は、“full face”や“full scale”という英語を使ってみましょう。
「全面」という言葉について、見てきました。
全ての方面について話をする時などに、「全面」という言葉を使ってみましょう。