「後の祭り」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
「後の祭り」という表現を知っているでしょうか。
ここでは「後の祭り」について詳しく紹介していきます。
目次
- 「後の祭り」とは?意味
- 「後の祭り」の表現の使い方
- 「後の祭り」を使った例文と意味を解釈
- 「後の祭り」の類語や類義語
「後の祭り」とは?意味
「あとの祭り」は「時期を逸し、後悔の念を表す」という意味になります。
手遅れということであり、間に合わなかった、残念だ、という気持ちを表す表現になり、時期に間に合わなくて手遅れになった、という否定的な表現になります。
- 「後の祭り」の読み方
「後の祭り」の読み方
「後の祭り」の読み方は、「あとのまつり」になります。
日常的にも使える表現ですので、ぜひ覚えておきましょう。
「後の祭り」の表現の使い方
「後の祭り」の表現の使い方を紹介します。
この表現は取り返しがつかない予定や約束に間に合わない、後悔している、などという時に使われます。
例えば、誰かと喧嘩をしたときに相手に対してかなり軽蔑的な表現を使ってしまったとしましょう。
その時は感情的になって発した言葉であっても、冷静になってみたら「あんな事はいうべきではなかった」と感じることもあるかもしれません。
しかし、もしかしたら言われた本人はその言葉を真剣に捉え、必要以上に傷ついている可能性もあります。
しかし、その時点で罪悪感に駆られたとしても、既にその言葉を使ってしまったわけですから「あとの祭り」ということになるのです。
「後の祭り」を使った例文と意味を解釈
「後の祭り」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「後の祭り」を使った例文1
- 「後の祭り」を使った例文2
「後の祭り」を使った例文1
「スーパーで大根が高いと思ったのに、実際はそのスーパーが1番安かったらしく、後の祭りです」
最近は野菜や果物の値段が上がっていますよね。
買い物をするときに困る、と感じる主婦も多いのではないでしょうか。
スーパーのセールなどをうまく利用しなければ家計が回らない、と感じる人もいるかもしれませんね。
あるスーパーに行って野菜を見たとき、もしかしたら高いと感じて購入しないかもしれません。
しかし、もしかしたらそのスーパーの野菜が1番安いのかもしれないですよね。
後から「しまった、あの野菜が安かった、買っておけばよかった」と感じた時、それは「後の祭り」ということになります。
「後の祭り」を使った例文2
「彼はスマホをポケットに入れたまま洗濯してしまったけれど、後の祭りだった」
スマホを水没させてしまったなどという経験を持つ人は多いのではないでしょうか。
最近はウォータープルーフのスマホなども出ていますが、だからといって選択しても良いというわけではありません。
スマホをうっかりポケットに入れて洗濯してしまえば、洗剤などの影響もあり、スマホは壊れてしまいますよね。
しかし、いちど洗ってしまったスマホは元通りにはなりません。
まさに「後の祭り」だといえます。
「後の祭り」の類語や類義語
「後の祭り」の類語や類義語を紹介します。
- 「覆水盆に返らず」【ふくすいぼんにかえらず】
- 「時既に遅し」【ときすでにおそし】
「覆水盆に返らず」【ふくすいぼんにかえらず】
「覆水盆に返らず」というのはいちど起きてしまった事は二度と元には戻らない、という意味になります。
水の入ったコップを落としてしまった場合、こぼれてしまった水をコップに戻す事は不可能です。
「時既に遅し」【ときすでにおそし】
「時既に遅し」というのは時期を失った、もう修正が効く段階ではない、今となっては打つ手がない、という意味になります。
その段階に至ったら改善が見込めないという時に使われます。
「後の祭り」という表現は日常的にもよく使われますのでぜひ覚えておきましょう。
「後の祭り」にならないようにしたいものです。