「強硬手段」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
この「強硬手段」は、間違えた表記で使われることも多いので、それには注意して欲しい言葉です。
目次
- 「強硬手段」とは?
- 「強硬手段」の表現の使い方
- 「強硬手段」を使った例文と意味を解釈
- 「強硬手段」の類語や類義語
「強硬手段」とは?
「強硬手段」とは、頑なに押し通すと決めた方法のことです。
そうだと決めたら曲げることはないと表現することができ、そこまで思い詰めているような場面で使われることが多い言葉です。
その為、決していい意味のある言葉ではなく、どちらかと言えば使わないに限りますが、時にはそれしか(強硬手段しか)方法がないという場合もあるでしょう。
- 「強硬手段」の読み方
「強硬手段」の読み方
「強硬手段」の読み方は、「きょうこうしゅだん」になります。
よくある間違いとして、「強行手段」(読みは一緒です)と使われることがありますが、こちらは誤用になります。
「強硬」は「変わらない堅い意志」の表現ですが、「強行」は「無理矢理行うこと」です。
意味として似ていなくもありませんが、「手段」とはなり得ない為、「強行手段」と使うのは誤りです。
「強硬手段」の表現の使い方
「強硬手段」の表現の使い方を紹介します。
「強硬手段」とまで言われる方法になると、それを行うにはそれなりの犠牲が伴うものです。
よって、そこまで追い詰められている、他には方法がないという場面でのみ使われる言葉だと考えていいでしょう。
上で間違いとして挙げた「強行」にイメージとしては近いですが、無理矢理という訳ではなく、あくまでそうだと押し通すべき方法、その行為に対して使う言葉です。
「強硬手段」を使った例文と意味を解釈
「強硬手段」を使った例文と、その意味の解釈です。
それだけ頑なに行うと決めた手段だと解釈してください。
- 「強硬手段」を使った例文1
- 「強硬手段」を使った例文2
「強硬手段」を使った例文1
「それに関しては、強硬手段で解決したいと思う」
もうだと決めたら曲げない意志をもって、解決に望みたいと言っています。
このように使うことになるシチュエーションとは、それだけ追い込まれているのだと考えることができます。
「強硬手段」を使った例文2
「強硬手段をとったからには、もう後戻りはできない」
必ずしもそうではありませんが、それだけ押し通そうと決めたのであれば、多くの場合で途中で後戻りすることはないでしょう。
「強硬手段」の類語や類義語
「強硬手段」の類語や類義語を紹介します。
若干意味は異なりますが、こちらも物騒な言葉だという点は一緒です。
- 「最終手段」【さいしゅうしゅだん】
「最終手段」【さいしゅうしゅだん】
文字通り、もうこれしか手段がないという最後の方法を指して使います。
「これが最終手段だ」と言えば、もうそれ以外に方法はないと言っているのと同じです。
「強硬手段」のように、頑ななというニュアンスはありませんが、それが「最終手段」となれば、必然的にそれを行うしかないでしょう。
「強硬手段」は先のように、「強行」と間違えないように注意してください。
また、そのような手段しかないという場面では、上の「最終手段」とよく似た意味になります。