「最終手段」とは?意味や言い換え!例文と解釈
「最終手段」という表現を知っているでしょうか。
ここでは「最終手段」という言葉について詳しく紹介していきます。
目次
- 「最終手段」とは?
- 「最終手段」の英語と解釈
- 「最終手段」の表現の使い方
- 「最終手段」を使った例文と意味を解釈
- 「最終手段」の類語や類義語・言い換え
「最終手段」とは?
「最終手段」というのはいざという時の一手、切り札、という意味になります。
残された唯一の手段、とも言えるでしょう。
何か成功させたいと思う時、それを成功させるための方法を色々と考えますよね。
その中で、「これは最終手段」あるいは「これは最後の手段」などと考えることがあるのではないでしょうか。
これには苦しみ紛れの末にのみ採用される手段、苦肉の策、などという意味があります。
できるだけ使いたくはないけれど、いざとなったらこの方法しかない、という方法です。
- 「最終手段」の読み方
「最終手段」の読み方
「最終手段」は「さいしゅうしゅだん」と読みます。
よく使われる表現ですのでぜひ覚えておきましょう。
「最終手段」の英語と解釈
「最終手段」という表現を英語にすると“the last resort”になります。
あるいは、“worst case”と前置きすることで「最悪の場合は」と表現することもできます。
「これは勝負の最終手段です」ということであれば、“This is the last stage of a competition, a method used to defeat an opponent.”になります。
「最終手段」の表現の使い方
「最終手段」という表現は最後の手段、最悪の場合、という意味で使われます。
例えば小さな子供のいるお母さんがいきなり入院しなければならなくなった場合、子供をどのようにすればするか考えなければいけないですよね。
例えば、近くに義両親が住んでいたとしても、できればそちらには頼りたくない、ということがあるかもしれません。
そのような場合、義両親は「最終手段」ということになります。
つまり、それ以外にも実の親や兄弟など、先にアテがあり、それがうまくいかない場合のみそちらに頼む、ということです。
「最終手段」を使った例文と意味を解釈
ここでは例文を紹介していきます。
- 「最終手段」を使った例文1
- 「最終手段」を使った例文2
「最終手段」を使った例文1
「最終手段はタクシーを利用する事ですね」
できればタクシーは利用したくないと考える人も多いのではないでしょうか。
確かに日本のタクシーは便利ですが、値段も高いですし、お財布には優しくないですよね。
しかしどうしても足がない、なんとかそこに行かなければいけないなどという場合、タクシーが「最終手段」になるということも多いかもしれません。
まずは誰かに迎えに来てもらえないかどうかなどと聞いてみても良いですが、いざとなったらタクシーということになります。
「最終手段」を使った例文2
「消費者金融が最終手段だと思っている人も多いようです」
借金に首が回らなくなってしまったり、どうしてもお金が必要だとなった場合、消費者金融に手を出してしまう人も珍しくありません。
しかし消費者金融は利息が大きく、すぐに返せるなどというあてがない場合は危険な選択肢だといえます。
今度はその借金を返すために他の消費者金融に頼らなければいけないことも多く、消費者金融は解決策にならないのです。
そのため、消費者金融は「最終手段」にはならないということも覚えておかなければいけません。
「最終手段」の類語や類義語・言い換え
ここでは類義語を紹介していきます。
- 「苦肉の策」【くにくのさく】
- 「奥の手」【おくのて】
「苦肉の策」【くにくのさく】
「苦肉の策」というのは苦し紛れに考え出した手立て、という意味になります。
これ以外にも自分の身や味方を苦しめてまでする謀、という意味があります。
「奥の手」【おくのて】
「奥の手」という表現にはたやすく人に知らせない腕前、最後の手段、という意味があります。
容易に人に知らせないとっておきの策、という意味です。
「最終手段」という表現は日常的にもよく使われますのでぜひ覚えておきましょう。
何か実行するときには「最終手段」を用意しておくと心強いかもしれません。