「陥る」とは?意味や使い方!例文や解釈
「陥る」という言葉の意味や使い方を紹介します。
さらに「陥る」という言葉を使った例文や、「陥る」の類語を紹介して行きます。
目次
- 「陥る」とは?
- 「陥る」の表現の使い方
- 「陥る」を使った言葉と意味を解釈
- 「陥る」を使った例文や短文など
- 「陥る」の反対語
- 「陥る」の類語や類義語・言い換え
- 「陥る」の英語と解釈
「陥る」とは?
「陥る」には「命がなくなる」という意味があります。
また「陥る」には、「落ちてはまり込む」という意味があります。
さらに「望ましくない状態になる」という意味もあります。
そして「相手の策謀にはまり込む」という意味もあります。
このように「陥る」には、「命がなくなる」、「落ちてはまり込む」、「望ましくない状態になる」、「相手の策謀にはまり込む」という意味があります。
- 「陥る」の読み方
「陥る」の読み方
「陥る」の読み方は、「おちいる」になります。
「陥る」の表現の使い方
「陥る」の表現の使い方を紹介します。
「陥る」には、「命が危機的状態」「落ちてはまり込む」という意味がありますが、一般的に使われるのは後者になります。
そこで「落ちてはまり込んだ」と感じた場面で使うようにしましょう。
例えば、どぶに落ちて、足がはまり込んでしまった時、「どぶに陥った」と「陥る」という言葉を使います。
また「陥る」には「相手の策謀にはまり込む」という意味もあります。
敵の奇襲などを受けて、混乱状態になった時などに、「敵の術中に陥る」などと言います。
さらに「陥る」には「望ましくない状態になる」という意味もあります。
そこで、無気力状態のような望ましくない状態になった時、「無気力に陥る」などと「陥る」という言葉を使ってみましょう。
「陥る」を使った言葉と意味を解釈
「陥る」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「危機に陥る」【ききにおちいる】
- 「窮地に陥る」【きゅうちにおちいる】
- 「事態に陥る」【じたいにおちいる】
- 「不振に陥る」【ふしんにおちいる】
- 「自己嫌悪に陥る」【じこけんおにおちいる】
「危機に陥る」【ききにおちいる】
「危機に陥る」には、「危機状態になってしまう」という意味があります。
「ピンチに陥る」とも言います。
ビジネスシーンで納期に間に合いそうもないような、危機状態になってしまった時に、「危機に陥る」という言葉を使ってみましょう。
「窮地に陥る」【きゅうちにおちいる】
「窮地に陥る」には、「苦しい状態に、落ち込んでしまう」という意味があります。
また「経済的につらい状態になり、なかなか抜け出せない様子」という意味もあります。
貧乏という窪地に落ち込んでしまい、なかなか脱出できないようなイメージがあります。
「事態に陥る」【じたいにおちいる】
「事態に陥る」という言い回しも良く使われます。
基本的に「状況が望ましくない状態になる」ことを「事態に陥る」と表現します。
「とんでもない事態に陥る」「避けたかった事態に陥る」など、あまり望ましいとは言えないような状況になることを「事態に陥る」と言います。
「不振に陥る」【ふしんにおちいる】
「不振に陥る」という言葉は、「調子が悪い状態になって、なかなか抜け出せない様子」という意味があります。
例えばそれまでいつでも3割を打てたような打者が、急にヒットを打てなくなり、その状態がある程度の期間に達した時、「不振に陥る」と表現します。
「スランプに陥る」などという言い回しを使うこともあります。
「自己嫌悪に陥る」【じこけんおにおちいる】
「自己嫌悪に陥る」には、「自分のことを嫌いになるような、精神状態になる」という意味があります。
このような心の状態の変化に対しても「陥る」という言葉を使います。
まるで落とし穴にはまる人のように、突然心が一つの状態に変化してしまう時、「陥る」という言葉を使います。
「陥る」を使った例文や短文など
「陥る」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「陥る」を使った例文1
- 「陥る」を使った例文2
「陥る」を使った例文1
「自分の家にいるような、錯覚に『陥る』」
この例文は、家以外の場所にいる時に、家の中にいるような気持ちになるという意味があります。
このように、気持ちがある状態に突然なることを「陥る」と言います。
「錯覚に陥る」には「思い違いをする」「勘違いをする」という意味があります。
「陥る」を使った例文2
「夜道を歩いていたら、白い影のようなものが現れ、パニックに『陥る』」
この例文は、夜道を歩いていた人が、パニック状態になったという場面になります。
何かの白い影が幽霊のように見えたのかもしれません。
このように「陥る」には「望まない状態になる」という意味があります。
「陥る」の反対語
「陥る」の反対語を紹介します。
- 「出る」【でる】
- 「噴き出す」【ふきだす】
「出る」【でる】
「出る」には、「内側から外側に移る」という意味があります。
「家から出る」という言葉には、「家の内側から、外側に移る」という意味があります。
「会社を出る」「駅を出る」などという使い方をします。
「噴き出す」【ふきだす】
「噴き出す」には、「気体や液体などが、中から勢いよく出る」という意味があります。
「火山の溶岩が噴き出す」「唾を吹き出す」などという使い方をします。
「陥る」の類語や類義語・言い換え
「陥る」の類語や類似を紹介します。
- 「落ち込む」【おちこむ】
- 「入り込む」【はいりこむ】
「落ち込む」【おちこむ】
「落ち込む」には、「穴や溝などに落ちる」という意味があります。
「井戸に落ち込む」という言葉には、「井戸の低い所に落ちて、深く入ってしまう」という意味があります。
「入り込む」【はいりこむ】
「入り込む」には、「奥深く入る」という意味があります。
「穴の中に入り込む」には、「穴の奥深くに入る」という意味があります。
「陥る」の英語と解釈
「陥る」の英語を紹介し、その意味を解釈して行きます。
「陥る」を英語にすると、“fall into”(フォールインツー)になります。
このように「陥る」を英語にしたい時は、“fall into”という英語を使ってみましょう。
「陥る」という言葉について、見てきました。
くぼんだ所などに、落ちてはまり込んでしまった時、望ましくない状態になった時、また相手の策謀にはまり込んでしまったと感じた時に、陥るという言葉を使ってみましょう。