「不定」とは?意味や使い方!例文や解釈
「不定」という言葉はどのような意味があり、使い方をするのかご存知でしょうか。
ここでは言葉の意味、使い方、例文などを詳しく解説しています。
では一緒に「不定」という言葉の理解を深めていきましょう。
目次
- 「不定」とは?
- 「不定」の表現の使い方
- 「不定」を使った言葉と意味を解釈
- 「不定」を使った例文や短文など(意味を解釈)
- 「不定」の反対語
- 「不定」の類語や類義語・言い換え
- 「不定」の英語と解釈
「不定」とは?
「不定」とは定まっていないこと、一定ではないことという意味になります。
- 「不定」の読み方
「不定」の読み方
「不定」とは「ふてい」もしくは「ふじょう」と読みます。
「ふじょう」は仏教用語、古い日本語としての読み方ですから、日常会話においては「ふてい」と読む方が多いでしょう。
「不定」の表現の使い方
「不定」とは定まらない、一定しないという意味で使います。
例えばお店など、定休日を作っていない場合などは「不定休」と言ったりします。
「私の休みは不定にしているので、あなたの休みに合わせることができるよ」「収入は不定なので、なるべく大きな出費は控えている」という風に使います。
「不定」を使った言葉と意味を解釈
「不定」を使った言葉や言い回しをいくつか紹介していきます。
意味の解釈もつけていますので、使い方の参考にしてみてください。
- 「不定愁訴」
- 「不定方程式」
- 「不定芽」
「不定愁訴」
「不定愁訴」とは頭が重たい、疲労感、眠れないといった漠然とした不安感、自覚症状があるものの、特に体に異常があるわけではないというはっきりしない不調のことを言います。
「不定愁訴は女性に多いらしい」「不定愁訴に良さそうな漢方薬はあるかしら」「子どもの不定愁訴は、早目に対処してあげることが必要だ」などと使います。
「不定方程式」
「不定方程式」とは未知数の個数より、方程式の個数が少なく、その答えが一つではない、というような方程式のことを言います。
係数を整数として、整数解を求める時に言うことがあります。
「不定方程式の解き方のパターンを教えて」「不定方程式の裏技とは」「不定方程式は苦手」などと使います。
「不定芽」
「不定芽」とは茎の先端、葉腋から出る定芽(決まった位置にできる芽)に対して、それ以外の場所、例えば節間、葉、根などから出る芽のことを言います。
「不定」を使った例文や短文など(意味を解釈)
それでは「不定」を使った例文をいくつか紹介しましょう。
意味の解釈もつけていますので、使い方の参考にしてみてください。
- 「不定」を使った例文1
- 「不定」を使った例文2
「不定」を使った例文1
「居所が不定とはどういうことだ、彼女が今どこにいるか知っている人は教えて欲しい」
どこにいるか決まっていない、あちこち移動していて居場所が一定ではないことを「居所が不定」と言います。
例文の場合は簡単に言えば「どこにいるかわからないから、知っているなら教えて」ということです。
「不定」を使った例文2
「不定休ですので、お客様にご迷惑をおかけすることもあるかもしれませんが、なるべく早めにお知らせいたします」
お店など定休日が特に決まっておらず、お店都合などで休みになることを「不定休」と言います。
例えばお店に行ったら「本日は都合によりお休みです」ということもありますので、お客に無駄足をさせてしまい申し訳ないということを例文は言い表しているのです。
「不定」の反対語
「不定」の反対語とはどのような言葉になるのでしょうか。
明確な反対語がない場合は意味合いから当てはまる言葉を探してみましょう。
- 「一定」【いってい】
- 「安定」【あんてい】
「一定」【いってい】
「一定」とは一つに決まっており、変わらないことを言います。
「この商品は値段が一定しているので、どこのお店で買っても同じだ」「当塾では、宿題は一定の量しか出さないようにしています」という風に使います。
「安定」【あんてい】
「安定」とは落ち着いており、変動が少ないことを言います。
「彼女の生活は安定しているから心配はいらない」「息子が、安定した仕事に就いて欲しいと母は願っている」「二人の仲は安定しているのでご心配なく」などと使います。
「不定」の類語や類義語・言い換え
言葉の意味が理解できましたところで、「不定」の類語、似た言葉、言い換える言葉などもいくつか紹介します。
こちらの言葉も併せて覚えておくといいでしょう。
- 「流動的」【りゅうどうてき】
- 「不安定」【ふあんてい】
- 「未定」【みてい】
- 「宙ぶらりん」【ちゅうぶらりん】
「流動的」【りゅうどうてき】
「流動的」とは止まることなく流れ動いていくこと、情勢などが不安定で変化が起こりやすいことを言います。
「この仕事は流動的だから、いい時もあれば悪い時もあるよ」「政局は流動的なので、注目しておかないとね」などと使います。
「不安定」【ふあんてい】
「不安定」とは落ち着かず、安定しないことを言います。
「不安定な立ち位置である」「天候が不安定なので気をつけること」「彼が今不安定なので側についていてあげたい」などと使います。
「未定」【みてい】
「未定」とはまだ決まっていないという意味になります。
「卒業したけれど、今後のことは未定なのです」「未定なので何とも言えません」という風に使います。
「宙ぶらりん」【ちゅうぶらりん】
「宙ぶらりん」とは空中にぶらさがっていることという意味で、そこからいずれともつかない、中途半端なことも言います。
「宙ぶらりんな生活を続けているが将来のことはどうするんだ」「彼の計画は宙ぶらりんのままである」という風に使います。
「不定」の英語と解釈
「不定」という言葉は英語ではどのように言い表すのでしょうか。
英語は“indefinite”(不定の)、“uncertain”(不確かな)、“unsettled”(不安定な)、“irregular”(不規則な)という単語を使います。
例文は“uncertain weather”(不定の天候)、“irregular income”(不定の収入)となります。
「不定」の意味合いに合わせて英単語を選ぶといいでしょう。
いかがでしたでしょうか。
「不定」という言葉の意味、使い方、例文などまとめてお伝えしました。
それでは言葉の意味を正しく理解して使いこなしてください。