「後先考えない」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
皆さんの中に「後先考えない」という言葉で注意された経験を持つ人がいるかと思います。
この言葉で指摘される場合は、物事に慎重にならざるを得ないことが少なくありません。
そこで今回は、この「後先考えない」という言葉にフォーカスして説明をしていくことにします。
目次
- 「後先考えない」とは?意味
- 「後先考えない」の表現の使い方
- 「後先考えない」を使った例文と意味を解釈
- 「後先考えない」の類語や類義語
「後先考えない」とは?意味
「後先考えない」とは、「後々どのような結果をもたらすかを考慮していないさま」、「目先のことだけ必死になって、先のことを全く考慮しない」という意味を持つ表現です。
- 「後先考えない」の読み方
「後先考えない」の読み方
後先考えないの読み方は、「あとさきかんがえない」となりますが、難しい漢字が使われているわけではないので、ここでは確認する程度でいいでしょう。
「後先考えない」の表現の使い方
「後先考えない」は「先の結果を考慮せずに目の前のことばかり考えたり、行動するさま」という意味になるので、目先の利益を優先して後々どのような問題になるかを考えないような場面で使われることになります。
「後先考えない」を使った例文と意味を解釈
では、ここで「後先考えない」を使った例文を見ながら、具体的な活用シーンをイメージしてみることにしましょう。
- 「後先考えない」を使った例文1
- 「後先考えない」を使った例文2
「後先考えない」を使った例文1
「彼はどんな困難なことでも、積極的に突っ走る勢いがあるのだが、後先考えないことで、失敗することが少なくない」
人は困難なことが目の前のことが立ちはだかると、つい弱気になるものです。
そのことを考えると、「彼」のように積極果敢にチャレンジすることは大いにいいのですが、「後先考えない」ことで失敗することも問題です。
「後先考えない」を使った例文2
「君は後先を考えず、仕事を安易に請け負うので、後悔することになるぞ。もっと慎重に吟味した方がいい」
仕事を請け負うということは、その仕事が完璧に終わるまで責任持って完成させなければなりません。
しかし、「君」のように「後先考えない」やり方で気やすく受けてしまうと、後から大問題になるリスクもあるので、前の例文と同じように慎重に検討する必要があります。
「後先考えない」の類語や類義語
「後先考えない」を他の言葉で言い換えるとするなら、どのようなものがあるかを見ていくことにします。
- 「無我夢中」【むがむちゅう】
- 「しゃかりきに」
「無我夢中」【むがむちゅう】
「無我夢中」という言葉が「後先考えない」の類義語として扱うことができます。
「我を忘れて1つのことに熱中してしまうこと」という意味で使われます。
「しゃかりきに」
「しゃかりきに」という表現も類義語として使える表現で、「1つのことだけ目指して突き進む」という意味になります。
「後先考えない」という言葉の意味や活用シーンを紹介してきましたが、この言葉で指摘された人は、周囲の人達から見て、とても危なかしい雰囲気を持っているように思われている可能性があります。
このように思われないためには、日頃からまず立ち止まって、ゆっくりと考える癖をつけることです。