「赤心」の意味とは?読み方や使い方・例文・類語を解説!
この「赤心」には2つの意味がありますが、実際には片方の意味で使われていることが多い言葉です。
目次
- 「赤心」とは?
- 「赤心」の表現の使い方
- 「赤心」を使った例文と意味を解釈
- 「赤心」の類語や類義語
「赤心」とは?
「赤心」は、まず「偽りのない心や気持ち」という意味で使います。
こちらの意味で用いる場合には、「赤心で話して欲しい」のように使います。
もう1つは「真心」(まごころ)と同じ解釈で、「とても赤心がこもっていた」などと使われた場合には、そちらの意味だと思っていいでしょう。
- 「赤心」の読み方
「赤心」の読み方
「赤心」は、「せきしん」と読む言葉です。
「赤裸々の心」(あるがままの心)を略した言葉だと考えると、「偽りのない心や気持ち」という意味はすぐに浮かぶでしょう。
「真心」という言葉は、「人に尽くす純粋な気持ち」の表現ですが、その「純粋」の部分は「赤心」にも通じる部分が大いにある為、こちらの意味でも用いられていると考えてください。
尚、現実的にはこの「真心」の方で使われることの方が多いと考えて構いません。
「赤心」の表現の使い方
「赤心」の「真心」という解釈は、元の意味から転じた意味だと考えることができます。
しかし、先のようにそちらとして使われる方が多いのは、「偽りのない心や気持ち」と表現するなら、後述する類語の方が適当だからです。
古い文章では、その意味で「赤心」と使っている場面もそれなりに見掛けるものの、現在では一般的な使い方ではありません。
「赤心」を使った例文と意味を解釈
「赤心」を使った例文と、その意味の解釈です。
2つの意味のそれぞれで使っている例文になります。
- 「赤心」を使った例文1
- 「赤心」を使った例文2
「赤心」を使った例文1
「そんな言い分が赤心だとはとても思えない」
とても本当の気持ちから発している言葉だとは思えないと使っています。
近年では、このような使われ方はほとんど見聞きしなくなっています。
「赤心」を使った例文2
「赤心からの行為だと分かり、感謝に堪えない」
真心からきている行為だと感謝している使い方です。
これから見聞きした時には、この手の使い方をされていることが多い言葉だと考えていいでしょう。
「赤心」の類語や類義語
「赤心」と似た意味で使える言葉です。
最初の言葉は、上で挙げた「偽りのない心や気持ち」として実際に使われている言葉です。
- 「本心」【ほんしん】
- 「丹心」【たんしん】
「本心」【ほんしん】
本当の気持ちや想いという意味で「赤心」と同じ使い方ができます。
こちらの方が一般的な表現なので、その意味で無理に「赤心」とは使うくらいであれば、この「本心」とした方がいい場合がほとんどです。
「丹心」【たんしん】
「真心」という意味で使われることが多い言葉ですが、「赤心」と同様に、偽りのない心や気持ちとしても使うことができます。
よって、「赤心」の置き換えに使われることも多い言葉です。
現在では、「本心」の意味で「赤心」と使うことはあまりない為、最初に「真心」の方だと解釈してください。
ただし、古い文章などで見掛けた際にはその限りではありません。