「屋台骨を揺るがす」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
世の中には「屋台骨を揺るがす」ような大きな出来事が数多く起こっています。
この「屋台骨を揺るがす」とは、何か大事なことを指しているのですが、詳しい意味を理解できないままに感覚的に使っている人もいるかもしれません。
そこで今回は、この「屋台骨を揺るがす」にフォーカスして考察していきたいと思います。
目次
- 「屋台骨を揺るがす」とは?意味
- 「屋台骨を揺るがす」の表現の使い方
- 「屋台骨を揺るがす」を使った例文と意味を解釈
- 「屋台骨を揺るがす」の類語や類義語
「屋台骨を揺るがす」とは?意味
「屋台骨を揺るがす」の「屋台骨」とは「屋台の骨組み」や「家屋の構造で中心軸となる柱」のこと指しています。
ここから転じて、「家を支える働き手」、あるいは「組織などを支える中心となる存在」という解釈も生まれています。
このことから「屋台骨を揺るがす」は、「組織を支える中心となるものが、壊れてしまいそうな状態」ということを意味するようになりました。
- 「屋台骨を揺るがす」の読み方
「屋台骨を揺るがす」の読み方
「屋台骨を揺るがす」は「やたいぼねをゆるがす」という読み方になるので、ここでキチンと読めるようにチェックしておいてください。
「屋台骨を揺るがす」の表現の使い方
「屋台骨を揺るがす」は、「組織を支える中心的存在が、今にも壊れてしまいそうな状態」ということから、何か大きな問題や障害は発生したことで、その基盤となるものが壊れてしまいとうな場面で使われることになります。
「屋台骨を揺るがす」を使った例文と意味を解釈
では、ここで「屋台骨を揺るがす」を使った例文を見ながら、具体的な活用シーンをイメージしてみることにします。
- 「屋台骨を揺るがす」を使った例文1
- 「屋台骨を揺るがす」を使った例文2
「屋台骨を揺るがす」を使った例文1
「インターネットの普及により、新聞やTV離れが加速して、放送業界の屋台骨を揺るがしている」
今や誰でも簡単に利用できるインターネットで、情報を簡単に手に入れることができます。
そのために、従来のメディアの中心であった新聞やテレビという存在の「屋台骨を揺るがす」状態となっています。
すぐに放送業界や新聞業界が瓦解するわけではありませんが、これから報道のあり方も大きく変わっていくことになるでしょう。
「屋台骨を揺るがす」を使った例文2
「このような状態が数年も続いてしまうと、いくら優良企業と言われてきた我が社も屋台骨が揺らいでしまう」
どのような大きな企業でも、いつ倒産の憂き目に遭うか分からない先行き不透明な時代です。
昨日まで順調だと言われていた企業が、突然厳しい状態に陥り、崩壊してしまうことも珍しくありません。
そのような意味で「屋台骨を揺るがす」ことが、どんな環境でも身近に存在していることを忘れてはなりません。
「屋台骨を揺るがす」の類語や類義語
「屋台骨を揺るがす」を他の言葉で言い換えるとするなら、どのような言葉があるかを見ていくことにします。
- 「根幹が崩れる」【こんかんがくずれる】
- 「基礎部分が無くなる」【きそぶぶんがなくなる】
「根幹が崩れる」【こんかんがくずれる】
「根幹が崩れる」という言葉が「屋台骨を揺るがす」の類義語として挙げることができます。
「根と幹や物事の大もと、中心となるものが、ガラガラと音を立てて壊れていくさま」を指しており、うまくバランスの取れていた存在が崩壊していくようなニュアンスがあります。
「基礎部分が無くなる」【きそぶぶんがなくなる】
「基礎部分が無くなる」というと、まるで建築物の基礎部分が壊れていくような感じがありますが、まさにその通りで、「ベースをなる部分が消失する」という意味はあります。
この言い回しも、「屋台骨を揺るがす」の類義語として使うことができるでしょう。
「屋台骨を揺るがす」という言葉の意味や使い方を見てきましたが、この言葉が使われる場面は、非常時で良くない場面となるので、この言葉を耳にした時は、どのようなことが起こっているのか、冷静に見極めする必要がありそうです。