「惨事を招く」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
ニュースなどを聞いていて「惨事を招く」という言葉が使われていることがあります。
一体どの様な意味なのか、類語や例文などを併せて紹介します。
目次
- 「惨事を招く」とは?
- 「惨事を招く」の表現の使い方
- 「惨事を招く」を使った例文と意味を解釈
- 「惨事を招く」の類語や類義語
「惨事を招く」とは?
「惨事を招く」の概要について紹介します。
- 「惨事を招く」の意味
- 「惨事を招く」を分解して解釈
「惨事を招く」の意味
「惨事を招く」の意味は「そのやり方や行動が悲惨な結果につながること」です。
現在形の場合、今はまだ何も起こっていないのですが、そのものごとが痛ましい出来事につながるきっかけになることを表します。
早くから可能性を予測できることもありますが、多くの場合は悲惨な出来事が起きた後でそれが原因やきっかけだったことが分ります。
「惨事を招く」を分解して解釈
「惨事を招く」は「惨事+を(助詞)+招く」で成り立っています。
「惨事」とは「悲惨なできごと」「痛ましい事件」という意味です。
「惨」は「痛ましい」「みじめ」「むごい」という意味の漢字です。
「招く」は「合図をして人を呼ぶ」「招待する」という意味の他に「好ましくない出来事を引き起こすこと」という意味があります。
これらの言葉が組み合わさり「悲惨な出来事を引き起こす」という意味で使われています。
「惨事を招く」の表現の使い方
「惨事を招く」の使い方を紹介します。
- 文法的な使い方
- 原因がある場合
文法的な使い方
「惨事を招く」は動詞として文章にそのまま使われます。
現在形・過去形・未来形・仮定形のいずれも活用可能ですが、受け身形はかなり不自然で特殊な表現の時を除いて使われません。
また、「惨事を招いて~になった」と副詞として使われることもあります。
原因がある場合
「招く」というのは「良くないことを引き起こす」という意味ですので、そのきっかけとなるものがある時に使われます。
自然災害の場合はきっかけはありませんので「惨事に見舞われる」と言います。
「惨事を招く」を使った例文と意味を解釈
「惨事を招く」を使った例文と解釈を紹介します。
- 「惨事を招く」を使った例文1
- 「惨事を招く」を使った例文2
「惨事を招く」を使った例文1
「ミスが重なりこの様な惨事を招いてしまった」
オフィスで、一つのミスではなく運悪く幾つかのミスが重なり、売上げに影響が出る様な事態になってしまったという意味です。
「惨事を招く」を使った例文2
「緊急に修繕しておかないと大惨事を招くことになる」
建築物に亀裂や劣化が見られ、すぐにでも修繕しないと崩壊する危険性があることを表しています。
「惨事を招く」の類語や類義語
「惨事を招く」の類語を紹介します。
- 「最悪の事態になる」【さいあくのじたいになる】
- 「災難を呼ぶ」【さいなんをよぶ】
「最悪の事態になる」【さいあくのじたいになる】
「ものごとが今までないくらい酷い状況になること」という意味です。
「災難を呼ぶ」【さいなんをよぶ】
「なにかのきっかけで大きな不幸を引き越すこと」という意味です。
「惨事を招く」は「そのやり方や行動が悲惨な結果につながること」という意味です。
事前に「危ないかもしれない」と思ったことに対して使ってみましょう。