「別離」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
この「別離」は、漢字を逆にしても意味が同じになる珍しい言葉です。
目次
- 「別離」とは?
- 「別離」の表現の使い方
- 「別離」を使った例文と意味を解釈
- 「別離」の類語や類義語
「別離」とは?
「別離」とは、「別れること」を意味します。
「彼女と別離してからもう2年が経つ」といった使い方になり、「別れ」の表現として使う言葉です。
「別離した」は「別れた」としても意味は変わりませんが、それを強調することができる考えていいでしょう。
その為、離婚などの大きな別れの表現に使われることが多いです。
- 「別離」の読み方
「別離」の読み方
「別離」は、「べつり」と読む言葉です。
冒頭に挙げたように、「別」と「離」の漢字を逆にして、「離別」(りべつ)と使うこともできます。
こちらの形にしても意味は一緒で、日本語にはこのような言葉がいくつか存在します。
例えば「論議」(ろんぎ)と「議論」(ぎろん)がその例で、どちらも決められたテーマや人の考え方などについて論じ(話し)合うことです。
「別離」の表現の使い方
「別離」は先の離婚とまではいかなくとも、比較的大きな別れに使われることがほとんどです。
よって、「彼とはつい5分前に別れたところだ」というような使い方に置き換えることはまずなく、「父とは10年前に別離して以来だ」というくらいの大きな別れの出来事に対して使ってください。
また、死によって別れる(別れた)場合には、「死別」(しべつ)という別の言葉がありますが、こちらの「別離」でそれを表現することがあります。
ただし、ただ「別離」と使っただけでは死によるそれなのか分からない為、そのような使い方では「死によって離別した」、「離別した理由は~」のように補足されます。
「別離」を使った例文と意味を解釈
「別離」を使った例文と、その意味の解釈です。
難しい意味のある言葉ではないので、どう使われていても解釈は簡単です。
- 「別離」を使った例文1
- 「別離」を使った例文2
「別離」を使った例文1
「大学の入学と同時に両親と別離して、今は一人暮らしをしている」
「別離」を「別居」と同じ意味で使っています。
「別れ」という解釈ではなく、別に住んでいるだけの状態ですが、このような使い方もできる言葉です。
「別離」を使った例文2
「あんな彼氏とは別離して正解だった」
どんな彼氏だったのかは知りませんが、別れたのが正解だったと言っています。
この例では、そんな彼氏とは別れてよかったと強調したい為に使っていると考えていいでしょう。
「別離」の類語や類義語
「別離」と似た意味で使える言葉です。
「離別」はほとんど一緒の言葉と言える為、それ以外を挙げます。
- 「離れる」【はなれる】
「離れる」【はなれる】
この「離れる」は、「彼女とは離れた」、「今は両親と離れている」などと「別離」の言い換え表現になります。
本来は距離的に遠ざかるという意味ですが、そのような使い方をすると「別れる」こととして使える言葉です。
「別離」は決して難しい言葉ではありませんが、少なくとも使った人とっては「重い」別れを意味していると解釈してください。