「程遠い」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
皆さんは人との会話の中で、「程遠い」という言葉を使ったことがあると思います。
この言葉には色々な意味が込められて使われることがあるのですが、その意味を理解して使いこなしているでしょうか?
もしかすると、感覚的に使っている人もいるかもしれません。
そこで今回は、この「程遠い」という言葉にフォーカスして見ていくことにします。
目次
- 「程遠い」とは?
- 「程遠い」の表現の使い方
- 「程遠い」を使った例文と意味を解釈
- 「程遠い」の類語や類義語
「程遠い」とは?
「程遠い」とは、「距離がだいぶある」という意味がありますが、物理的な距離を示すことの他に「物事の核心から離れている」というような意味合いも含まれていることがあります。
- 「程遠い」の読み方
「程遠い」の読み方
「程遠い」は「ほどとおい」という読み方をしますが、そんなに難しい発音ではないので、ここで正確に読めるように覚えておきましょう。
「程遠い」の表現の使い方
「程遠い」は、距離的に「かなり距離がある」という解釈の他に「問題の中心からも離れている」という意味合いもあることから、物事を取り組む場合や、議論をしている際に、本質的なことからあまりにもかけ離れているようなことを「程遠い」という言葉で言い表すことがあります。
「程遠い」を使った例文と意味を解釈
では、ここで「程遠い」を使った例文を見ながら、具体的な活用シーンをイメージしてみることにしましょう。
- 「程遠い」を使った例文1
- 「程遠い」を使った例文2
「程遠い」を使った例文1
「彼の言っていることは、真実からは程遠いと聞いている人の多くが感じているので、信じる人はほとんどいないだろう」
「彼」の話はあまりにも真実とはかけ離れていることに聞こえるために、その話の内用を完全に信じている人が誰もいないことを、この例文では言っています。
本人はおそらく本当のことのように話をしているつもりなのですが、話の口調で嘘の話だということが誰の目から見てもはっきりしているのです。
「程遠い」を使った例文2
「君の解答は完全と程遠いので、評価するには値しないのだ」
「君」も色々と考えて、自分なりの解答を導き出したのでしょうが、そのことは完全な解答、すなわち物事の核心を突くような解答ではないために、評価するまでのことではないということを指しているようです。
この例文の「君」は、質問されたことに対して、ともかく何かしらの解答をしなくてはならないと焦り、適当なことを答えたのかもしれません。
しかし、それがかえって、物事を正しく理解できていないと評されることになったのかもしれません。
「程遠い」の類語や類義語
「程遠い」を他の言葉で言い換えるとするなら、どのような言葉があるかを見ていくことにします。
- 「なおいっそう」
- 「遥か」【はるか】
「なおいっそう」
「なおいっそう」が、「程遠い」の類義語として扱うことができる言葉の1つです。
「特に程度がより離れている」という意味で使われます。
「遥か」【はるか】
「遥か」という言葉も類義語として扱うことができて、「時間・スペース・程度において非常に距離がある」という意味で使われます。
「程遠い」という言葉の意味や使い方を紹介してきました。
この言葉には色々な要素が込められきるので、その場のシチュエーションから、その意味を解釈する必要性があると思われるのです。