「遡及」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
「遡及」という言葉の意味や使い方を紹介します。
さらに「遡及」という言葉を使った例文や、「遡及」の類語を紹介して行きます。
目次
- 「遡及」とは?
- 「遡及」を使った例文や短文など
- 「遡及」の類語や類義語・言い換え
「遡及」とは?
「遡及」という言葉を知っているでしょうか。
「遡及して行う」などという言い回しを聞いたことがあるかもしれません。
一方で、「遡及」という言葉を、まるで知らない人もいるでしょう。
そこで「遡及」という言葉の意味を紹介します。
- 「遡及」の読み方
- 「遡及」の意味
「遡及」の読み方
「遡及」は「そきゅう」と読みます。
読み方が難しい漢字が使われているため、読み間違えないように気を付けましょう。
これを機会に、「遡及」は「そきゅう」と読みましょう。
「遡及」の意味
「遡及」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「遡及」には「過去のある時点まで遡ること」という意味があります。
「遡及して行う」という言葉には、「過去のある時点まで遡った上で、何か実行をする」という意味があります。
このように、「遡及」という言葉には「過去のある時点まで遡ること」という意味があります。
「遡及」を使った例文や短文など
「遡及」という言葉を使った例文や短文を紹介します。
「遡及」を使った例文は、どのような文章になるでしょうか。
- 「遡及」を使った例文1
- 「遡及」を使った例文2
「遡及」を使った例文1
「延滞料を一か月前に『遡及』し、請求する」
この例文は、何かを延滞していたことに、貸した側が気付いて、遠来料金を請求している場面になります。
延滞を開始したのが、三か月前だった場合、延滞に気付いた日からではなく、延滞を開始した三か月前に「遡及」して、請求することになります。
「遡及」を使った例文2
「出場停止処分を、二か月前に『遡及』して下す」
スポーツで重大な違反行為などをしたとき、その処分が決まるまで時間がかかることがあります。
そのため処分が決まった日から、違反行為をした日まで戻り、その日から出場停止が始まることがあります。
例えば、出場停止期間が半年と決まった時、三か月間すでに選手が出場を見合わせていたら、残り三か月の出場停止で済むことになります。
「遡及」の類語や類義語・言い換え
「遡及」の類語や類似表現を紹介します。
「遡及」と似た意味を持つ言葉には、どのような言葉があるでしょうか。
- 「逆行」【ぎゃっこう】
- 「遡る」【さかのぼる】
「逆行」【ぎゃっこう】
「逆行」という言葉には、「進むべき方向に逆らい反対の方向へ進むこと」という意味があります。
例えば、「目的地へ逆行し、遠ざかる」という時は、目的地と反対方向に進み、遠ざかってしまったという意味があります。
「遡る」【さかのぼる】
「遡る」には「本来の流れとは逆に向かって進むこと」という意味や、「物事の過去や根本に立ち返る」という意味があります。
「川を遡る」には、下流から上流へと、流れに逆らって進むという意味があります。
「遡及」という言葉について見てきました。
ある時点まで過去に遡る時、「遡及」という言葉を使ってみましょう。