「捨て駒扱い」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
「捨て駒扱い」という表現を知っているでしょうか。
ここでは「捨て駒扱い」という言い回しについて詳しく紹介していきます。
目次
- 「捨て駒扱い」とは?
- 「捨て駒扱い」の表現の使い方
- 「捨て駒扱い」を使った例文と意味を解釈
- 「捨て駒扱い」の類語や類義語
「捨て駒扱い」とは?
「捨て駒扱い」というのは「捨て駒として扱われる」という意味になります。
捨て駒というのは将棋で、わざと敵に取らせる目的で進めさせられる駒を指しますが、「捨て駒扱い」の捨て駒というのは後の大きな利益のために立てられた犠牲を指す表現になります。
例えば、戦争では下っ端のすべての兵士たちは勝利のための捨て駒です。
勝てない戦いを決めた上官たちのメンツを保つための捨て駒だと思言われています。
このように扱われることを「捨て駒扱い」というのです。
- 「捨て駒扱い」の読み方
「捨て駒扱い」の読み方
「捨て駒扱い」は「すてごまあつかい」と読みます。
戦術やビジネスでも使われる表現ですので、ぜひ覚えておきましょう。
「捨て駒扱い」の表現の使い方
「捨て駒扱い」というの「は会社等においてその時点での勝利を出すための犠牲として扱われる」という意味になります。
会社が利益を出すためには労働者たちが働かなければいけません。
しかし、もしも会社のために一生懸命働いた社員たちも容赦なくリストラした、早期退職を要求した、などということであれば、彼らはまさに「捨て駒扱い」をされたということになります。
「捨て駒扱い」を使った例文と意味を解釈
ここでは例文を紹介していきます。
- 「捨て駒扱い」を使った例文1
- 「捨て駒扱い」を使った例文2
「捨て駒扱い」を使った例文1
「社員なんて捨て駒扱いだからね、利益を出してもいつか捨てられるんだよ」
一生懸命働いて業績を積み重ねたとしても、会社が経営難などに陥った場合はあっけなくリストラに遭う、などということも珍しくない時代になりました。
業績の積み重ね、信頼を築いたとしても、年配の社員の方がお金がかかりますから、どうしても年配の社員たちに早期退職を迫ったり左遷をしたり、ということがあります。
「捨て駒扱い」を使った例文2
「社員たちを捨て駒扱いしないように気をつけなければいけません」
確かに、会社の利益を考えるならば、会社のために働いてくれる社員たちをしっかりと優遇する必要があります。
そのような社員たちを首切りにするなどという事はあってはなりません。
しかし最近では会社の経営難が問題視されたり、年金等の問題もあり、なかなか経済的にうまくいかない状況が続いていますよね。
だからといって社員たちを容赦なくリストラするような事はしないようにしたいものです。
「捨て駒扱い」の類語や類義語
ここでは類義語を紹介していきます。
- 「犠牲」【ぎせい】
- 「消耗品」【しょうもうひん】
「犠牲」【ぎせい】
「犠牲」というのは「ある目的のために損失となることをいとわず、大切なものを捧げる」という意味になります。
例えば地位も財産も犠牲にする、などと言われますね。
「消耗品」【しょうもうひん】
「消耗品」というのは「道具の中でも1回の使用で状態変化を起こしたり、使用のたびに摩擦したりしてやがては使えなくなってしまう製品」を指しています。
利用を繰り返すことによって徐々に使用できない状態に変化してしまう工業製品などを指します。
「捨て駒扱い」という表現はビジネスにおいても使われる表現ですのでぜひ覚えておきましょう。
「捨て駒扱い」はされたくないですよね。